有馬温泉の夏の風物詩「有馬涼風ビアガーデン」
近年続く猛暑に加え、各地で自然災害にも見舞われた今年の夏。旅行動向には地域差がみられた一方、シルバーウイーク(SW、9月19~23日)を見据え、新たな施策を打ち出す動きもみられている。今夏の入り込み状況や秋以降の見通しを全国の観光地・温泉地に聞いた。
■宿泊需要
年間入込客数が3年連続で過去最多となるなど、近年好調に推移している群馬県の草津温泉。7.8月の入込客数は集計中だが、前年並みか、それ以上、少なくとも大幅に割り込む状況にはない模様。クールケーションといわれる避暑旅行、ジップラインやドッグランなどスキー場のグリーンシーズン施策も集客に貢献しているようだ。
夏季の旅行動向について草津温泉観光協会は「お盆の時期に限らず、需要が分散して前後の時期に平準化していると感じる」と話す。近年、大学生を含む若年層の旅行者が増加していることも一因とみられる。
SWに向けても一定程度分散して予約が入ることが想定されるが、今年に入って入込客数の前年対比が微減となった月もあり、物価高騰の影響などが見通せない要素とみている。
岐阜県の下呂温泉も好調だ。下呂温泉旅館協同組合の調査によると、7月の宿泊客数は前年同期比9.2%増、8月も引き続き好調で、国内団体件数の増加、それ以上に国内の個人客が伸びている。下呂温泉観光協会は「肌感覚としても、温泉街が非常ににぎわっている」と話す。
会員向け記事です。





