ANAとアメックス、提携カードを17年ぶり全面刷新 最大24万2000マイル獲得の入会キャンペーンも


 アメリカン・エキスプレス・インターナショナルと全日本空輸株式会社(ANA)は2026年8月19日、両社の提携カードをリニューアルすると発表した。2009年の発行開始以来、初となる全面的な刷新で、全3券種のカードデザインを一新するとともに、ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードおよびANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの特典を強化する。新カードの申し込み受付は2026年9月2日(水)13時から開始される。

2009年の発行開始から17年、初の全面リニューアル

 両社の提携カードは2009年10月、ANAアメリカン・エキスプレス・カードとANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの2券種からスタートした。これはアメリカン・エキスプレスが日本で発行した最初の提携カードに当たる。2014年11月にはANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードが加わり、現在の3券種体制となった。

 今回のリニューアルに際し、アメリカン・エキスプレス カード事業部門 上席副社長の水村直美氏は次のようにコメントした。「お客様の旅へのニーズが一層高まり、ライフスタイルが変化する中で、ANAマイルをこれまで以上にご活用いただきながら、アメリカン・エキスプレスならではのプレミアムな体験価値を提供できるよう提携カードを進化させました」。

水村氏

 ANA 取締役 執行役員 CX推進室長の大前圭司氏は「2009年の提携開始から17年、両社は『最高品質の体験と安心』の追求を通じて強い信頼関係を築いてまいりました。ANAカードは、フライトという非日常だけでなく、日常のあらゆるシーンでマイルを介してお客様とANAを結ぶ最も重要なタッチポイントです。日常生活でのご利用が次の旅の感動へと繋がる循環を通じ、これからもお客様の人生のあらゆるステージに寄り添う価値を提供してまいります」と述べた。

大前氏

 リニューアルの背景には、旅行需要の急回復がある。アメリカン・エキスプレスが日本を含む世界7カ国で実施した「グローバル・トラベル・トレンド・レポート」(2025年12月30日〜2026年1月14日、年収5万米ドル相当以上かつ年1回以上旅行をする日本の成人1,021名を対象にオンラインで実施)によると、2026年に旅行を3回以上予定している日本の回答者は64%と、2025年の39%から25ポイント増加した。6回以上旅行を予定している割合も11%から22%へとほぼ倍増している。また近年では、音楽イベントへの参加やスポーツ観戦など、旅に出るきっかけや目的も広がりを見せているという。

新デザインはANAの尾翼をモチーフに採用

 全3券種に共通する変更点はカードデザインの刷新だ。新デザインでは、ANAブランドを象徴する尾翼をモチーフとして採用。信頼感や上質さを継承しながら、よりモダンで洗練された印象へと生まれ変わった。ポートフォリオ全体として統一感を持たせつつ、各カードの個性がより明確に表現されるデザインとなっている。

 アメリカン・エキスプレス カード事業部門 副社長の山本尚氏は発表会で「新しいカードデザインについては、ANAらしさとアメックスらしさを両立させた統一感のある仕様で、両社の経営層も含めて議論を重ね、納得のいく形で決定した」と説明した。

山本氏(=写真右)

ゴールドカード、年間400万円の利用で1万5000マイルのボーナス

 ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(年会費42,900円税込)に新設される主な特典は以下の3点だ。

 まず、年間カードご利用額400万円(税込)以上を達成した会員に対し、15,000ボーナスマイルを進呈する利用ボーナスマイル制度を導入する。次に、羽田空港第2ターミナル国際線にある「Power Lounge Premium」(空港会社が運営)を、同伴者1名まで含め無制限で利用できる特典が加わる。さらに、アメリカン・エキスプレスが提供するダイニング予約サービス「ポケットコンシェルジュ」を通じた予約で、利用額の20%がキャッシュバックされる「ダイニングキャッシュバック」が年間最大2万円まで適用される。

 従来から提供されてきたプライオリティ・パス(年2回まで無料)、ANA加盟店でのポイント2倍加算、ANAでの航空券購入時に100円あたり合計3マイル相当が付与される特典、カード継続時の2,000マイル、ANA搭乗時の25%ボーナスマイルなどは引き続き提供される。

プレミアムカード、年間600万円の利用で3万マイルのボーナス

 ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(年会費187,000円税込)の新特典は以下の通りだ。

 年間カードご利用額600万円(税込)以上で30,000ボーナスマイルが付与される利用ボーナスマイル制度の新設。ゴールドカードと同様に羽田空港第2ターミナルのPower Lounge Premiumを同伴者1名まで含め無制限で利用できる権利の付与。そしてポケットコンシェルジュ経由の飲食代金の20%キャッシュバックが、年間最大4万円まで(ゴールドカードの2倍の上限)適用される点が新たに加わる。

 既存の特典としては、人気の国内外ホテルブランドへの1泊無料宿泊が可能なカード継続特典「プレミアム フリー・ステイ・ギフト」、回数無制限のプライオリティ・パス、ANA国内線の空港ラウンジ利用、ANAでの航空券購入時に100円あたり合計4.5マイル相当が付与されるポイント加算、カード継続時の10,000マイル、ANA搭乗時の50%ボーナスマイルなどが継続される。

 なお、プレミアム・カードの海外旅行傷害保険の付帯条件は、2026年11月1日より自動付帯から利用付帯へと変更される。利用付帯とは、旅行のための航空券や公共交通機関の料金をカードで決済した場合に保険が適用される仕組みだ。ゴールドカードおよびスタンダードカードを含む全券種の国内・海外旅行傷害保険の付帯区分はいずれも利用付帯となる。

新規入会で最大24万2000マイル、既存会員も抽選で5万マイルの機会

 リニューアルを記念し、両社は共同での入会キャンペーンを実施する。

 「新しくなったANAアメックス 新規入会キャンペーン」は2026年9月2日(水)から11月4日(水)まで実施される。期間中にいずれかの提携カードへ新規入会し、所定のカード利用条件を達成した場合、ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードで最大242,000マイル相当、ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードで最大128,000マイル、ANAアメリカン・エキスプレス・カードで最大38,000マイルをそれぞれ獲得できる。諸条件の詳細はキャンペーンページ(amex.jp/ana-refresh-acq)で確認できる。

 既存カード会員を対象にした「50,000マイルが当たる!ANAアメックス ドリームキャンペーン」も同時開催される。2026年8月19日(水)から11月18日(水)までキャンペーンへ応募した、既存・新規を問うANAアメリカン・エキスプレス提携カード会員の中から、抽選で300名に50,000ANAマイルがプレゼントされる。こちらの詳細はwww.ana.co.jp/ana-refresh/で確認できる。

ANAマイレージクラブの会員数は4700万人

 ANA上席執行役員の神田真也氏は発表会で、ANAマイレージクラブが1997年の開設以来順調に成長し、現在の会員数が4700万人に達していることを明らかにした。同クラブは来年で開設30年目を迎える。

神田氏

 マイルの主な活用先となる特典航空券については、国内線が片道6,000マイルから、ハワイ路線がエコノミークラスでレギュラーシーズン往復2万マイル、欧州路線がエコノミークラスでレギュラーシーズン往復42,500マイル(ビジネスクラス57,500マイル、ファーストクラス95,000マイル)、オーストラリア路線がエコノミークラス往復23,500マイル(ビジネスクラス57,500マイル、ファーストクラス95,000マイル)などで設定されている。

 また、ANAペイをはじめとするANAグループのデジタルサービスや、ANAポケット、ANAモール、ANAトラベラーなど日常生活のあらゆる場面でマイルを活用できる環境の整備も継続されている。

商品概要

  • 商品名:ANAアメリカン・エキスプレス・カード/ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード/ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
  • 申し込み受付開始:2026年9月2日(水)13時
  • 年会費:ANAアメリカン・エキスプレス・カード 7,700円(税込)/ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード 42,900円(税込)/ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード 187,000円(税込)
  • 家族カード年会費:ANAアメリカン・エキスプレス・カード 1枚2,750円(税込)/ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード 1枚21,450円(税込)/ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード 4枚まで無料
  • 新規入会キャンペーン期間:2026年9月2日(水)〜11月4日(水)
  • ドリームキャンペーン期間:2026年8月19日(水)〜11月18日(水)
  • 詳細ウェブサイトamex.jp/ana-refresh

【kankokeizai.com 編集長 江口英一】

 
 

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