本社を訪れた野志市長(左から3人目)ら(右から3人目は積田朋子本社社長)
松山市の野志克仁市長と道後温泉(同市)の旅館協同組合トップらが8月3日、東京の観光経済新聞社を訪問。同市の観光振興に向けた最新の取り組みを紹介した。
訪れたのは野志市長と道後温泉旅館協同組合の帽子大輔理事長、道後温泉誇れるまちづくり推進協議会の宮崎光彦会長、道後商店街振興組合の村上雄二理事長、松山市産業経済部の窪田勝彦副部長。
野志市長は「道後温泉本館が100年に一度の修理工事に入り、令和6年7月に全館営業を再開したが、この間、ピンチをチャンスにと、道後温泉別館飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)の建設やアート事業など、道後温泉ならではの取り組みを行った。おかげさまで昨年の松山市の観光客数は約635万人と、前年から35万人増加。昭和39年の推計開始以来、最高となった」。
現在、道後温泉はアーティストの蜷川実花さんらによるアート事業を展開中。野志市長は「街全体がアートで華やかに彩られている。若い女性や外国の方に人気だ」と、その効果を述べるとともに、「引き続き松山に来られる方にまた来たいと思っていただけるよう、満足度を高めていきたい」と述べた。
旅館協同組合の帽子理事長は、蜷川さん監修のオリジナル浴衣のレンタルを3日に開始するなど組合員旅館・ホテルの取り組みと、20~30代の若い世代の来訪者が増えている現状を紹介。道後温泉本館のプロジェクションマッピングの映像がSNSで拡散されており、集客増はその影響が大きいとみられる。
まちづくり推進協議会の宮崎会長は、同会が策定した2050年に向けてのまちづくり施策「道後温泉2050ビジョン」の進捗(しんちょく)状況を報告。DXを推進することで同温泉の持続的な発展を目指すとした「デジタル温泉都市構想」を中心に説明した。
商店街振興組合の村上理事長は、「”空き”が全くない元気な商店街だ。古くから愛されている老舗と、新しい取り組みに挑戦する店が共存している」。旅館が素泊まりなどの取り組みも進める中、宿泊客の食事場所として機能するなど「地域で連携して宿泊客の滞在価値を高めている」。
道後温泉は観光経済新聞社主催の「にっぽんの温泉100選」で昨年度は3位に入選。日本を代表する温泉地の一つとして支持を集めている。

本社を訪れた野志市長(左から3人目)ら(右から3人目は積田朋子本社社長)




