名門大洋フェリー(本社・大阪市)は8月7日、令和8年熊本地震により被災した人々を対象とした特別割引の実施を発表した。罹災証明書を持つ被災者には運賃の50%引き、ボランティアや支援活動従事者には30%引きを適用する。対象期間は2026年8月17日(月)から10月31日(土)の乗船便まで。
この取り組みは「熊本地震罹災証明割引」と「熊本地震災害支援割引」の2種類で構成される。代表取締役社長の小林洋氏名義で発表された案内には、「被災された皆様への生活再建支援ならびに被災地の復旧・復興支援を目的として」実施すると明記されている。
罹災証明割引の詳細
罹災証明割引の対象者は、令和8年熊本地震の罹災証明書を持つ被災者。対象車両は乗用車、バイク、全長6メートル未満のトラックで、割引率は50%だ。
実施期間は2026年8月17日(月)から10月31日(土)乗船便までだが、9月18日(金)から22日(火・祝)は除外される。
乗船当日には公的身分証明書および行政機関が発行した罹災証明書の提示が必要となる。
災害支援割引の詳細
災害支援割引の対象者は、ボランティアや支援活動に従事する人々。対象車両は罹災証明割引と同様に乗用車、バイク、6メートル未満のトラックで、割引率は30%となる。
実施期間は罹災証明割引と同じく、2026年8月17日(月)から10月31日(土)乗船便まで。9月18日(金)から22日(火・祝)は対象外だ。
乗船当日に提示が求められる書類は、ボランティア活動証明書、災害派遣等従事車両証明書、活動先の罹災証明書の写しなど、支援活動を確認できる書類となる。
電話予約のみ対応 他割引との併用は不可
両割引ともに共通する利用条件がある。予約は電話のみ対象で、他の割引との併用はできない。
予約の問い合わせ先は、徒歩・乗用車・バイクで利用する場合は予約センター(093-481-3338)。受付時間は9時から18時で年中無休だ。
トラックで利用する場合は出発港の各支店への問い合わせが必要となる。大阪南港支店(06-6613-1402)と新門司港支店(093-481-1784)がそれぞれ対応し、受付時間はいずれも9時から19時50分で年中無休。
旅客営業部への問い合わせ先は06-6449-7158となっている。
グループ全体で復興支援に取り組む姿勢を明示
名門大洋フェリーは今回の取り組みにあたり、グループとしての社会的使命を強調している。
「名門大洋フェリーグループは、被災地域の復旧・復興支援を重要な社会的使命の一つと捉えています。グループ各社が連携し、海上輸送をはじめとする事業活動を通じて、被災者の皆様ならびに支援活動に携わる皆様の移動を支援してまいります」
さらに「今後も地域社会とのつながりを大切にしながら、被災地の一日も早い復旧・復興に貢献できるよう取り組んでまいります」としている。
割引の対象と条件を整理する
今回の2種類の割引を整理すると、以下のとおりだ。
- 罹災証明割引:対象は令和8年熊本地震の罹災証明書保持者、 割引率50%、乗船当日に罹災証明書と公的身分証明書の提示が必要
- 災害支援割引:対象はボランティアや支援活動従事者、割引率30%、乗船当日に支援活動を確認できる書類の提示が必要
いずれも対象車両は乗用車、バイク、6メートル未満のトラック。実施期間は2026年8月17日から10月31日までで、9月18日から22日を除く。電話予約のみの受け付けで、他の割引との併用は不可。
令和8年熊本地震を受けた対応
名門大洋フェリーは、今回の地震に対し「被災された皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。皆さまの安全と、一刻も早い復旧を心よりお祈り申し上げます」と冒頭でコメントを寄せている。
その上で生活再建支援と被災地の復旧・復興支援を目的として、今回の特別割引の実施に踏み切った。対象期間を8月17日から10月31日と約2カ月半にわたって設けており、被災者や支援者の移動を継続的に後押しする体制を整えている。
なお、割引の適用には書類の持参と電話での事前予約が条件となるため、利用を検討する場合は各問い合わせ先への確認が必要だ。




