スターラックス航空は7月12日、日本を代表するアーティスト・空山基(そらやま はじめ)氏とのコラボレーションプロジェクト「STARLUX AIRSORAYAMA」の第一弾となる特別機「STARLUX AIRSORAYAMA シルバー機」(機体番号:B-58553)を、東京成田線に初就航させた。

初便は、スターラックス航空の張國煒会長が自ら操縦を担当。台北時間8時43分に桃園国際空港を出発し、東京時間12時43分に成田国際空港へ到着した。プロジェクトの始動当初に「完成した機体を、自ら操縦して空山先生本人へ届ける」と交わした約束を、そのまま実行に移した形だ。成田空港では空山基氏本人が機体の到着を出迎え、初めて大空で羽ばたく瞬間を見守った。

約束の実現——会長が操縦桿を握った理由
スターラックス航空によると、本プロジェクトの始動当初、張國煒会長と空山基氏は「完成した機体を、自ら操縦して空山先生本人へ届ける」という約束を交わしていた。
今回の初便では、その約束通りに張会長が操縦を担い、空山氏が成田空港で到着を迎えた。さらにスターラックス航空は、空山基氏本人による直筆サインを機内に施し、この「空飛ぶマスターピース」にアーティスト自身の証を刻んだ。同社はこの一幕を「今回のコラボレーションを象徴する、記念すべき一幕」と位置づけている。

シルバーとゴールド——空山作品が機体全体を包む
今回の特別機は、空山作品を象徴する「銀」と「金」のカラーコンセプトを採用している。メタリックな輝きと金属を思わせる質感を機体全体で表現し、A350-1000を「空飛ぶマスターピース」へと創り上げた。
空山氏は長年にわたり、金属という無機質な素材に生命感や感情を吹き込み、独自の美学と作品世界を築き上げてきたアーティストだ。一方、航空機もまた金属で造られた精密機械でありながら、人と人、街と街を結び、人々の期待や想いを乗せて世界を飛び続ける存在でもある。同社はこの二つの文脈の重なりを、本コラボレーションの核心に据えた。
「STARLUX AIRSORAYAMA」プロジェクトでは、スターラックス航空のフラッグシップ機であるA350-1000をベースに、シルバーとゴールドの2機の特別機を展開する。機内にはファーストクラス4席、ビジネスクラス40席、プレミアムエコノミークラス36席、エコノミークラス270席の計350席を備えている。

成田空港で記念イベント——初便限定ノベルティも配布
初就航を記念し、スターラックス航空は成田国際空港第2ターミナル62番ゲートで記念イベントを開催した。
搭乗客向けには、AIRSORAYAMAの世界観を体感できるフォトスポットやテーマ装飾を設置。2026年10月1日より提供開始予定の機内限定アメニティも先行展示された。
さらに搭乗客には、初便限定のオリジナルノベルティとして以下の3点が贈られた。
- AIRSORAYAMAオリジナルキータグ
- 限定トレーディングカード
- 機内免税品用ショッピングバッグ
Kōki,をアンバサダーに起用——ブランドムービーも制作
スターラックス航空は、モデル・女優・作曲家として世界を舞台に活躍するKōki,をアンバサダーに起用し、ブランドムービーを制作した。
映像では、印象的なビジュアルストーリーを通じて、アート、デザイン、そして空の旅がもたらす体験を一つの物語として描き出している。
2026年10月から東京・フェニックス・プラハ線でグッズ展開へ
2026年10月1日より、東京(成田)、フェニックス、プラハ線では機内アメニティやオリジナルコラボレーショングッズの展開が予定されている。搭乗前から到着まで一貫したコンセプトのもとで、「STARLUX AIRSORAYAMA」の世界観を楽しめる体制が整う。
スターラックス航空によると、7月12日に初就航した「STARLUX AIRSORAYAMA シルバー機」は「単なるコラボレーション機ではなく、家族や友人との再会、新たな旅立ちなど、それぞれの大切な瞬間を乗せて世界を結ぶ存在」と位置づけられている。また同社は「アートは鑑賞するものにとどまらず、旅の出発から到着まで、お客様とともに歩みながら、現代の航空美学を体感する新たな価値を創出する」との考えを示している。
空山基とは——ニューヨーク近代美術館にも収蔵される伝説的アーティスト

空山基氏は1947年生まれ。人体と機械の美を追求した作品で、国内外で伝説的な評価を受けているアーティストだ。
1983年の同名書籍の刊行を契機に広く知られるようになった「セクシーロボット」シリーズは、女性の人体美をロボット表現に融合させ、その後のロボット表現のイメージ形成に多大な影響を与えた。ポール・バーホーベン監督のアメリカの著名な映画「ロボコップ」のデザインや、ファッションデザイナー・ティエリー・ミュグレーが1995年に発表したコレクションなども、空山氏の作品から大きな影響を受けたものとして知られる。
その活動は多岐にわたる。
- 1999年:ソニーが開発したエンターテインメントロボット「AIBO」のコンセプトデザイン
- 2001年:世界的ロックバンド・エアロスミスのアルバム「Just Push Play」のカバーデザイン
- 2018年:キム・ジョーンズと手がけたディオールのメンズコレクションとのコラボレーション
- 2023年:ミュージシャンのザ・ウイークエンドやF1ドライバーのルイス・ハミルトンとのコラボレーション
空山氏の作品は、ニューヨーク近代美術館やスミソニアン博物館、香港M+のパーマネントコレクションに収蔵されているほか、世界各地の展覧会でも広く発表されている。





