客室は全室がオーシャンビュー
「『こころと身体が元気になる温泉宿』を目指しています。そのためにはスタッフが幸せでないと。スタッフの多くは地元の方です。楽しく働ける環境づくり、そして地域の活性化に努めています」。国内外のホテルで運営に携わった経験を生かし、江田島荘の代表取締役、総支配人を務める阿部直樹氏はそう話す。
江田島荘は、江田島市の誘致に応じて2021年7月にオープン。瀬戸内海に浮かぶ江田島の穏やかな内海に面している。32室すべてがオーシャンビュー。地元で製造される紙の織物「紙布(しふ)」を館内の壁紙や小物に使用し、江田島らしさにこだわる。内装デザインには、日本を代表する和紙作家、堀木エリ子氏の作品が使われている。
温泉は自家源泉。泉質は含弱放射能・塩化物強塩温泉で保温、保湿の美肌の湯とされる。内風呂、露天風呂、寝湯、サウナ、半露天貸し切り風呂があり、内湯には源泉掛け流しの「ぬる湯」もある。「日本秘湯を守る会」に加盟している。
料理は、瀬戸内の食材を中心にした「えたじまロカヴォーレ」。ロカヴォーレは「local(地元)」と「vore(食動物)」を組み合わせた新語。フレンチでありながら、地中海の食文化に着想を得た逸品の数々が並ぶ。
宿泊客のほぼ半数は広島県内という地元の支持が高い宿だが、「ワールド・ラグジュアリー・ホテル・アワード2024」部門最高賞、「ミシュランガイド ホテルセレクション2025」選出など、国際的な水準でも高い評価を得ている。
「当館にお客さまがお越しになることで、地元の飲食店やアクティビティ事業者にも活気が出てきました」(阿部氏)。
江田島荘は今年1月、近隣にドーナツ店を開業し、島内外から人気に。地域が抱える課題の解決にも貢献しようと、イノシシの農業被害の軽減に向け、捕獲されたイノシシの皮を購入し、小型バッグなどの製品にして販売している。
【1泊2食付き2万8千円から】

客室は全室がオーシャンビュー




