よなよなビアライズ全景
クラフトビール大手のヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町、井出直行社長)は7月23日、体験型ブルワリー「ヤッホーブルーイング大阪醸造所 よなよなビアライズ」を大阪府泉佐野市にオープンした。これに先立つ16日、報道関係者に公開した。関西国際空港に近いため、インバウンドの利用も視野に入れている。
同市が推進する「#ふるさと納税3.0」を活用した。ビアライズは関空の対岸にある「りんくうタウン」に立地。「大阪・関西万博などにより観光需要が拡大しているりんくうエリアを、ビアライズを通してさらに盛り上げたい」と同社。
敷地面積は約8300平方メートル、建物延べ面積は約2千平方メートルで、8割が醸造エリア(オフィス含む)となる。座席数は屋内64席、屋外80席。
製造現場に足を踏み入れ、その過程を体験できる「大人の醸造所見学ツアー」(約45分)を実施する。1回当たり12人で、参加費はグラス付きで3630円。人気が高く、7、8月分の予約枠は完売しているという。
周辺にはハーブガーデンやプレイエリア、テラス席、キッチンカーの駐車場などを設けている。
ビール本来の奥深いうまみと香りを味わえる無ろ過の「よなよなエール」は310ミリリットル入りで990円。醸造所限定のラベルにメッセージや日付を書き入れてビール缶に貼る体験もできる。
来場者に出来たてを販売する以外は、ろ過・熱処理した上で缶に充填(じゅうてん)して市のふるさと納税の返礼品にする。
当面、金・土・日曜に営業する。来場者は年7万人を見込む。メインターゲットは近畿圏をはじめとした全国のビール好き。関空利用者も取り込みたい意向で、トランジットでの利用も課題の一つに挙げる。
地域活性化の取り組みでは10月24、25日に開業イベントを予定するほか、近隣のホテル「OMO関西空港by星野リゾート」と協業する。
ホテル最上階にあるよなよなエールプロデュースのルーフトップバー「よなよなムーンウォーク」では、ビアライズの開業に合わせて「よなよなご近所ビアガーデン」を開催。
機内食カートを模した「ご近所おつまみカート」で販売する近隣事業者自慢のつまみとクラフトビールのペアリング体験や、同市の形にデザインしたプレートでの飲み比べセットの提供も始めた。
また、年内に体験型ジェラート施設とハム・ソーセージ工場兼カフェも開業する。
ヤッホーブルーイングは、星野リゾート代表の星野佳路氏が1996年に設立、97年から製造を始めた。井出氏はその創業メンバーの1人として入社した経歴を持つ。

よなよなビアライズ全景

巨大アートのあるタップルーム




