岐阜県、首都圏で観光商談会を連続開催 国内・インバウンド双方で誘客強化へ 旅行会社36人・県内49団体が一堂に


国内宿泊者は5%減、インバウンドは4%増 「アウトドア・癒し・健康」テーマに令和8年度キャンペーン展開

 一般社団法人岐阜県観光連盟(葛西信三会長)は7月2日、「岐阜県観光商談会」をKKRホテル東京で開催した。首都圏の旅行会社25社・36人と、県内の市町村・観光協会・宿泊施設等49団体・77人が参加した。また7月4日には、「岐阜県インバウンド商談会」を九段会館テラスで実施。同様に県内から約50団体とランドオペレーター約25社が参加した。

 商談会は7月2日、東京都千代田区大手町のKKRホテル東京10階「瑞宝」で開かれた。会場には26卓が設けられ、岐阜県側参加者が各テーブルを移動しながら旅行会社と商談を重ねる形式で進行した。

 開会あいさつに立った岐阜県観光連盟常務理事の青木伸恭氏は、まず参加者への謝意を示した上で、岐阜県観光産業の現状を説明した。「令和7年の岐阜県の宿泊者数は、コロナ前の令和元年と比べて、国内・国外ともに少し増加している」と述べた一方、令和6年との比較では「国内の宿泊者数に限っては約5%程度の減少、海外に関しては4%程度の増加、東海道で3%程度の減少という状況」と報告した。

 その上で青木氏は、「中国の国防自粛の影響ですとか、中東情勢が不安定ということで、これは全国的に見ても今年3月の数字がこちらの方で減少している状況になっている」と言及。厳しい環境の中でも、「令和8年度の政策の柱としてアウトドア、癒し、健康といったものに関する国内の統一的なキャンペーンを展開する」方針を示した。

 また同連盟として、岐阜県の施策と連動しながら「首都圏での商談会ですとか、旅行会社の皆様方と連携した旅行造成販売に取り組んでいきたい」と語り、「この機会に旅行商品の造成ですとか、岐阜県への送客の増加、こういった形に結びつけていただければ」と期待を込めた。

岐阜県観光連盟常務理事の青木伸恭氏

全13セッション、14分商談で密度の高い交流

 商談会の詳細日程は13時30分の開会あいさつから始まり、13時40分に商談を開始。13セッションを通じて17時25分まで実施された。

 セッション構成は、事前にマッチングされた「固定商談」が11セッション、岐阜県側参加者が自由に商談相手を選択できる「自由商談・アポイントメント商談」が1セッション、旅行会社との情報交換と関係構築を目的とした「名刺交換会」が1セッション。計13セッション。

 1セッションは15分。うち商談時間は14分とされ、残り1分は旅行会社側が商談内容を整理・記録し、岐阜県側参加者が次のテーブルへ移動する時間に充てられた。13分経過時に「あと1分で商談終了」、14分経過時に「商談を終了してください」とアナウンスされる仕組みだ。

 当日のスケジュールは、第1〜第5セッション(75分)→休憩15分(アイスコーヒーの提供)→第6〜第9セッション(60分)→休憩15分→第10〜第13セッション(60分)の流れで進行した。

 参加した旅行会社と部署は以下の通り。株式会社阪急交通社(東日本営業本部メディア営業一部国内営業二課、東日本教育旅行支店)、株式会社エイチ・アイ・エス(関東国内バスツアーグループバスツアー企画チーム)、株式会社リロクラブ(地域振興グループ)、名鉄観光サービス株式会社(商品開発部)、クラブツーリズム株式会社(茨城旅行センター、グローバル事業部)、株式会社JTB(エスコート商品販売事業部、ロイヤルロード事業部企画販売部)、株式会社グローバル(日本の旅)、株式会社四季の旅(添乗企画)、株式会社JR東日本びゅうツーリズム&セールス(エスコート商品部)、株式会社読売旅行(東京企画)、株式会社JTBガイアレック(サン&サン仕入企画販売部仕入企画1課)、ANA X株式会社(国内旅行部)、株式会社ユーラシア旅行社(国内旅行部)、株式会社三越伊勢丹ニッコウトラベル(旅行営業部国内担当第1担当、旅行営業部ツーリズム戦略担法人憧の旅)、株式会社はとバス(旅行事業部)、東武トップツアーズ株式会社(国内旅行部東日本国内企画センター、東京法人中央事業部国内手配課、東京法人東事業部国内手配課、東京支社)、ビッグホリデー株式会社(企画旅行部企画旅行センター仕入企画グループ)、株式会社ワールド航空サービス(東京支店営業2部)、日新航空サービス株式会社(本社国内仕入部)、株式会社日本旅行(ジパング・エスコート商品部)。

商談会の様子

飛騨・高山から美濃・岐阜市まで 49団体が多彩な観光資源をPR

 岐阜県側から参加した団体は以下の通り。

 ひだホテルプラザ、牧歌の里、谷汲山華厳寺参道松本屋、ファステストダイニング株式会社、名阪近鉄バス株式会社、ちこり村、一般社団法人下呂温泉観光協会、龍リゾート&スパ、一般社団法人岐阜ホテル会、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館、公益財団法人岐阜観光コンベンション協会、株式会社ビックスマイル、一般社団法人関市観光協会、刃物屋三秀関刃物ミュージアム、フェアフィールド・バイ・マリオット道の駅プロジェクト、株式会社水明館、トヨタ白川郷自然學校(NPO法人白川郷自然共生フォーラム)、株式会社レスト関ヶ原/近江牛一頭買い鉄板ダイニング天満、一般社団法人白川郷観光協会、下呂温泉山形屋、郡上八幡ホテル積翠園、中部スノーアライアンス株式会社、湯元長座、恵那峡遊覧船(東鉄アシスト株式会社)、奥飛観光開発株式会社、十八楼、荘川観光協会、岐阜乗合自動車株式会社、揖斐川町観光協会、郡上八幡博覧館、長良川鉄道株式会社、一般社団法人多治見市観光協会、多治見市役所商工観光課、中津川市、加子母観光協会、ホテルパーク、岐阜グランドホテル、穂高荘山のホテル、美濃市、株式会社銀の森コーポレーション、岩崎模型製造株式会社(サンプルビレッジいわさき)、日本自動車道株式会社(伊吹山ドライブウェイ)、株式会社高山グリーンホテル(京王グループホテルズ)、株式会社近鉄・都ホテルズ都ホテル岐阜長良川、大垣観光協会、下呂市、御嵩町、御嵩町観光協会、一般社団法人関ヶ原観光協会、岐阜関ヶ原古戦場記念館、一般社団法人飛騨・高山観光コンベンション協会、高山市役所、株式会社アルペンウイングヒルズ白鳥リゾート、ホテルくさかベアルメリア、岐阜観光索道株式会社、長良川流域観光推進協議会、一般社団法人美濃市観光協会。

 参加者には名刺、観光ガイド冊子「旅のギフガイド」、広域ガイドマップ、ボールペン(フリクション赤・青)、メモ帳、参加者名簿、マッチング表、観光資料のQRコードが配布された。観光資料はクラウドに格納され、QRコードからダウンロードできる形式。ダウンロード期限は令和8年12月31日まで。岐阜県観光連盟の公式ホームページ「岐阜の旅ガイド」(https://www.kankou-gifu.jp/)でも県内の各種情報を提供している。

インバウンド商談会は4年連続・9回目の開催

 7月4日には「岐阜県インバウンド商談会」が九段会館テラスバンケットホール鳳凰・ホワイエ(東京都千代田区九段南1-6-5)で開かれた。開催日時は13時15分から16時45分まで。

 岐阜県が主催したこの商談会は、県内の観光事業者と訪日旅行商品を取り扱う国内のランドオペレーター(海外の旅行会社から依頼を受け、ツアーに関する手配を行う旅行事業者)との間で商談を行うもので、県全域へのインバウンド誘客に向けた旅行商品の造成・販売を目指す狙いがある。

 岐阜県側からは50団体程度、ランドオペレーターは25社程度が参加した。インバウンド商談会の開催は4年連続で、今回が9回目。

大阪・名古屋・福岡でも商談会を予定

 一般社団法人岐阜県観光連盟は、今回の東京商談会に続き、今後も複数都市での商談会を予定している。

 大阪商談会は令和8年9月3日(木)、名古屋商談会は令和9年2月2日(火)、福岡商談会は令和9年3月4日(木)にそれぞれ開催される予定だ。

 
 

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