記念撮影に応じる(左から)林、浜崎、金剛の各氏=上京区の有斐斎弘道館で
寛永行幸四百年祭実行委員会(事務局・京都府)は9月6日、金剛能楽堂(京都市上京区)で、四百年祭の「記念能」を開催する。6月27日にはシテを勤める能楽師の金剛流若宗家・金剛龍謹、京勧世五軒家の一つ、林家当主・十四世林喜右衛門の両氏が会見し、記念能に挑む心境を明らかにした。
寛永行幸は二条城を舞台に、5日間にわたり、催しや饗宴が盛大に繰り広げられた。特に、能は行幸を象徴する重要な文化と位置付けられ、後水尾天皇と3代将軍・徳川家光がともに能を鑑賞した記録が残されている。実行委の浜崎加奈子プロデューサー(京都府立大准教授)によると、天皇が能をご覧になるというのは非常に珍しい出来事だったという。
行幸という歴史的出来事を能舞台上に再現する「新作能」では、金剛氏が後水尾天皇、林氏が家光を演じる。さらに、天皇と家光が二条城でともに観賞した能「猩(しょう)々(じょう)乱(みだれ)」も上演される。
料金は、正面席中央前方(14席)で税込み20万円。行幸行列再現イベントに参加でき、両氏の直筆署名入りの記念扇子が贈られるなどの特典が付く。正面席前方(28席)7万円などとなっている。
両氏は「それぞれの流儀を生かす中で心を一つにして演じたい」と述べた。

記念撮影に応じる(左から)林、浜崎、金剛の各氏=上京区の有斐斎弘道館で




