株式会社リクルートは7月2日、旅行情報サービス「じゃらんnet」および観光調査・研究機関「じゃらんリサーチセンター」を通じ、2025年度(2025年4月〜2026年3月)の1年間に顕著な実績を収めた中国・四国ブロックの宿泊施設を表彰する「じゃらんアワード2025」(中国・四国ブロック)を発表した。
「じゃらんアワード」は2012年より実施しており、今回で13回目の表彰・発表となる。「じゃらんnet」の取扱額やクチコミ評点などを審査基準として、各部門の上位施設が選出された。

売れた宿大賞 規模別で多彩な施設が受賞

「じゃらん OF THE YEAR 売れた宿大賞」は、「じゃらんnet」の取扱額が上位の宿泊施設に贈られる賞だ。客室数に応じて1〜10室、11〜50室、51〜100室、101〜300室、301室以上の5カテゴリに分けられ、それぞれ3位まで表彰された。
1〜10室部門の1位は山口県美祢市の「天宿の杜桂月」。2位は徳島県三好市の「渓谷の隠れ宿 祖谷美人」、3位は高知県須崎市の「千年の美湯 そうだ山温泉 和 YAWARAGI」が選ばれた。
11〜50室部門では、山口県萩市の「海が奏でる癒しの宿 リゾートホテル美萩」が1位を獲得。2位は広島県廿日市市の「リブマックスリゾート宮浜温泉Ocean」、3位は鳥取県東伯郡の「湖上に浮かぶ絶景の宿 千年亭」だった。
51〜100室部門の1位には島根県松江市の「出雲・玉造温泉 白石家」が輝いた。2位・3位はともに愛媛県松山市の道後温泉エリアの宿が続き、「道後舘」が2位、「道後温泉 ホテル椿館」が3位となった。
101〜300室部門でも愛媛県松山市の「道後プリンスホテル 〜あったらいいな、が湧く湯宿〜」が1位。2位は香川県丸亀市の「大江戸温泉物語 ホテルレオマの森」、3位は広島県廿日市市の「安芸グランドホテル」が入った。
最大規模の301室以上部門は広島市内の3ホテルが独占した。1位は「アパホテル〈広島駅前大橋〉」、2位は「ホテルグランヴィア広島サウスゲート」、3位は「グランドプリンスホテル広島」。いずれも広島県広島市に所在する。
泊まって良かった宿大賞(総合) 島根・山口・広島が存在感

クチコミ評点(総合)を審査基準とする「じゃらん OF THE YEAR 泊まって良かった宿大賞(総合)」は、施設規模を1〜50室、51〜100室、101〜300室、301室以上の4カテゴリで争われた。
1〜50室部門の1位は徳島県海部郡の「ドッグランピングSUIYA」。2位は香川県小豆郡の「くすの木とオリーブの森Kei」、3位は高知県四万十市の「ペンション Bee」が選ばれた。
51〜100室部門では山口県長門市の「大谷山荘」が1位を獲得。2位に島根県松江市の「出雲・玉造温泉 白石家」、3位に山口県萩市の「源泉の宿 萩本陣」が続いた。
101〜300室部門は島根県が上位を独占。1位が島根県益田市の「益田グリーンホテルモーリス」、2位が島根県出雲市の「出雲グリーンホテルモーリス」、3位が島根県松江市の「佳翠苑皆美」と並んだ。
301室以上部門の1位は「ホテルグランヴィア広島サウスゲート」(広島県広島市)。2位は「リーガロイヤルホテル広島」(広島県広島市)、3位は「ホテル川六エルステージ高松」(香川県高松市)だった。
泊まって良かった宿大賞(朝食・夕食・接客)各部門の顔ぶれ

クチコミ評点(朝食)を審査基準とする朝食部門では、1〜50室部門で香川県小豆郡の「くすの木とオリーブの森Kei」が1位に立った。2位は愛媛県松山市の「道後湯の宿 さち家」、3位は高知県四万十市の「ペンション Bee」。
51〜100室部門は香川県坂出市の「坂出プラザホテル」が1位。2位は島根県出雲市の「天然温泉大社の湯 いにしえの宿 佳雲(共立リゾート)」、3位は愛媛県松山市の「ホテル道後やや」。
101〜300室部門の1位は高知県高知市の「オリエントホテル高知」。2位は愛媛県松山市の「レフ松山市駅 by ベッセルホテルズ」、3位は香川県高松市の「JRホテルクレメント高松」。
301室以上部門の1位は「ホテルグランヴィア広島サウスゲート」(広島県広島市)。2位は「ホテル法華クラブ広島」(広島県広島市)、3位は「ANAクラウンプラザホテル松山 by IHG」(愛媛県松山市)。

夕食部門(クチコミ評点・夕食が審査基準)の1〜50室部門1位は山口県山口市の「湯の宿味の宿 梅乃屋」。2位は徳島県海部郡の「ドッグランピングSUIYA」、3位は島根県鹿足郡の「のれん宿 明月」。
51〜100室部門の1位は愛媛県松山市の「道後温泉 ふなや〜創業三百九十余年〜」。2位は島根県松江市の「出雲・玉造温泉 白石家」、3位は愛媛県松山市の「道後舘」。
101〜300室部門は香川県高松市の「高松国際ホテル」が1位。2位は徳島県鳴門市の「アオアヲ ナルト リゾート」、3位は広島県廿日市市の「グランヴィリオホテル宮島 和蔵 −ルートインホテルズ−」。
301室以上部門では広島県広島市の「グランドプリンスホテル広島」が1位を獲得。2位・3位は該当なしだった。

接客・サービス部門(クチコミ評点・接客サービスが審査基準)の1〜50室部門では鳥取県鳥取市の「鳥取温泉 観水庭こぜにや」が1位。2位は愛媛県松山市の「道後温泉 八千代」、3位は徳島県海部郡の「ドッグランピングSUIYA」。
51〜100室部門は島根県松江市の「出雲・玉造温泉 白石家」が1位。2位は愛媛県松山市の「道後舘」、3位は山口県長門市の「大谷山荘」。
101〜300室部門は広島県三原市の「広島エアポートホテル」が1位。2位は島根県益田市の「益田グリーンホテルモーリス」、3位は島根県松江市の「佳翠苑皆美」。
301室以上部門は「ホテルグランヴィア広島」(広島県広島市)が1位。2位は「ホテルグランヴィア広島サウスゲート」(広島県広島市)、3位は「リーガロイヤルホテル広島」(広島県広島市)と、こちらも広島市内が上位を占めた。
売れた宿大賞・都道府県部門 各県の首位施設


都道府県別の取扱額上位施設を表彰する「売れた宿大賞 都道府県部門」では、中国・四国の各県から次の施設が選ばれた。
鳥取県は1〜10室部門で鳥取県東伯郡の「BARCOS RYOKAN三朝荘」、11〜50室部門で同じく東伯郡の「湖上に浮かぶ絶景の宿 千年亭」、51〜100室部門で東伯郡の「望湖楼」、101〜300室部門で鳥取県西伯郡の「メルキュール鳥取大山リゾート&スパ」、301室以上部門で鳥取県米子市の「米子ユニバーサルホテル」がそれぞれ1位となった。
島根県は1〜10室部門で島根県江津市の「有福温泉 旅館ぬしや〜創業250年 離れの一軒宿〜」が1位。11〜50室部門は島根県松江市の「玉造温泉 RYOKAN OQOQ(旧:玉井別館)」、51〜100室部門は同じく松江市の「出雲・玉造温泉 白石家」、101〜300室部門は松江市の「曲水の庭 ホテル玉泉」、301室以上部門は松江市の「松江ユニバーサルホテル」が各1位を獲得した。
岡山県は1〜10室部門で岡山県真庭市の「湯原温泉 我無らん − GAMELAN −」が1位。11〜50室部門は岡山県美作市の「湯郷温泉 やさしさの宿 竹亭」、51〜100室部門は岡山県倉敷市の「WASHU BLUE RESORT 風籠かさご」、101〜300室部門は岡山県岡山市の「天然温泉吉備の湯ドーミーイン岡山」、301室以上部門は同じく岡山市の「アパホテル〈岡山駅前〉」。
広島県は1〜10室部門で広島県廿日市市の「リブマックスリゾート安芸宮浜温泉」が1位。11〜50室部門も廿日市市の「リブマックスリゾート宮浜温泉Ocean」、51〜100室部門は廿日市市の「リブマックスリゾート安芸宮島」、101〜300室部門は廿日市市の「安芸グランドホテル」、301室以上部門は広島県広島市の「アパホテル〈広島駅前大橋〉」。
山口県は1〜10室部門で山口県美祢市の「天宿の杜桂月」が1位。11〜50室部門は山口県萩市の「海が奏でる癒しの宿 リゾートホテル美萩」、51〜100室部門は山口県下関市の「ホテル西長門リゾート」、101〜300室部門は山口県山口市の「天然温泉 白狐の湯 スーパーホテル山口湯田温泉」、301室以上部門は山口県岩国市の「HOTEL AZ 山口岩国店」。
徳島県は1〜10室部門で徳島県三好市の「渓谷の隠れ宿 祖谷美人」が1位。11〜50室部門は徳島県鳴門市の「鳴門グランドホテル海月」、51〜100室部門は徳島県三好市の「祖谷渓温泉 ホテル秘境の湯」、101〜300室部門は徳島県鳴門市の「アオアヲナルト リゾート」。
香川県は1〜10室部門で香川県高松市の「SETO CLAS AJI THE SEASIDE HILLS RESORT」が1位。11〜50室部門は香川県高松市の「−夕凪の湯− HOTEL花樹海 夜景の見える天然温泉」、51〜100室部門は香川県仲多度郡の「ことひら温泉 御宿敷島館(共立リゾート)」、101〜300室部門は香川県丸亀市の「大江戸温泉物語 ホテルレオマの森」、301室以上部門は香川県高松市の「ホテル川六エルステージ高松」。
愛媛県は1〜10室部門で愛媛県松山市の「山の手別邸葉隠れ」が1位。11〜50室部門は同じく松山市の「道後温泉 花ゆづき」、51〜100室部門は松山市の「道後舘」、101〜300室部門は松山市の「道後プリンスホテル 〜あったらいいな、が湧く湯宿〜」、301室以上部門は松山市の「ダイワロイネットホテル松山」。
高知県は1〜10室部門で高知県須崎市の「千年の美湯 そうだ山温泉 和 YAWARAGI」が1位。11〜50室部門は高知県土佐清水市の「TheMana Village(ザマナ ビレッジ)」、51〜100室部門は高知県高知市の「城西館」、101〜300室部門は高知県安芸郡の「メルキュール高知土佐リゾート&スパ」。
泊まって良かった宿大賞・都道府県部門総合

クチコミ評点(総合)の都道府県別上位を表彰する「泊まって良かった宿大賞 都道府県部門 総合」では、各県から次の施設が1位を獲得した。
鳥取県は1〜50室部門で鳥取県鳥取市の「鳥取温泉 観水庭こぜにや」、51〜100室部門で鳥取県米子市の「皆生シーサイドホテル海の四季」、101〜300室部門で鳥取県鳥取市の「鳥取グリーンホテルモーリス」が選ばれた。
島根県は1〜50室部門で島根県安来市の「境内の宿 紅葉館」、51〜100室部門で島根県松江市の「出雲・玉造温泉 白石家」、101〜300室部門で島根県益田市の「益田グリーンホテルモーリス」が1位。
岡山県は1〜50室部門で岡山県真庭市の「湯原温泉 我無らん − GAMELAN −」、51〜100室部門で岡山県美作市の「ホテル湯の杜美春閣」、101〜300室部門で岡山県倉敷市の「倉敷アイビースクエア」、301室以上部門で岡山県岡山市の「ホテルグランヴィア岡山」が各部門1位となった。
広島県は1〜50室部門で広島県広島市の「ホテルプロモート広島」、51〜100室部門で広島県豊田郡の「きのえ温泉 ホテル清風館」、101〜300室部門で広島県東広島市の「東広島グリーンホテル モーリス」、301室以上部門で広島県広島市の「ホテルグランヴィア広島サウスゲート」。
山口県は1〜50室部門で山口県山口市の「湯の宿味の宿 梅乃屋」、51〜100室部門で山口県長門市の「大谷山荘」、101〜300室部門で山口県山口市小郡の「ホテルアクティブプレミア新山口」が1位を獲得した。
徳島県は1〜50室部門で徳島県海部郡の「ドッグランピングSUIYA」、51〜100室部門で徳島県鳴門市の「ビジネスホテル鳴門」、101〜300室部門で徳島県鳴門市の「アオアヲナルト リゾート」が選ばれた。
香川県は1〜50室部門で香川県小豆郡の「くすの木とオリーブの森Kei」、51〜100室部門で香川県坂出市の「坂出プラザホテル」、101〜300室部門で香川県観音寺市の「ホテルルートイン観音寺」、301室以上部門で香川県高松市の「ホテル川六エルステージ高松」。
愛媛県は1〜50室部門で愛媛県松山市の「道後温泉 八千代」、51〜100室部門で松山市の「道後温泉 ホテル古湧園 遥」、101〜300室部門で松山市の「レフ松山市駅 by ベッセルホテルズ」、301室以上部門で松山市の「ダイワロイネットホテル松山」。
高知県は1〜50室部門で高知県四万十市の「ペンション Bee」、51〜100室部門で高知県高知市の「城西館」、101〜300室部門で高知県高知市の「OMO7高知 by 星野リゾート」が1位を獲得した。
「食で地域創生」山口県が元気な地域大賞 小豆島ホテルはベストプランニング大賞
地域の良さを活かした魅力的な取り組みをした地域に贈られる「じゃらん OF THE YEAR 元気な地域大賞」は、山口県(一般社団法人 山口県観光連盟)が受賞した。
表彰理由として、3年間で4つの新ご当地グルメ「長州チキンステーキ」「長州海鮮うにしゃぶ」「長州海鮮まぶし」「美酒海鮮瓦焼き」を開発したことが挙げられた。リクルートは表彰理由で「地域に根付くストーリー性を重視し、唯一無二の魅力へと昇華させた話題づくりも秀逸」としている。
さらに「県・市町・事業者が強固に連携する推進体制と、作ったグルメを未来に残す仕組みまでを構築し、食による地域創生の継続的な自走化モデルを確立した」と評価された。
魅力的なプランや取り組みを展開した宿泊施設に贈られる「じゃらん OF THE YEAR ベストプランニング大賞」は、香川県小豆郡の「オリビアン小豆島 夕陽ケ丘ホテル」が受賞した。受賞プラン名は「【1泊2食付・夕陽ヶ丘いちごフェア】スタンダード☆絶景夕陽&天然温泉&瀬戸内旬際彩バイキング」。
表彰理由では「若い人材の不足も相まって、閑散期である冬の集客に対して諦めムードが漂う中、若手OTA担当者が主体となり冬の閑散期を繁忙期に変えた素晴らしい取り組み」と評された。じゃらんnetのデータを元に、ターゲットニーズと宿独自の魅力を掛け合わせ、都市圏のトレンドを取り入れた初のいちごブッフェを企画・実行。レベニューアシスタントも導入し、日々最適な価格設定に取り組んだことで、閑散期の売上・利益向上を実現したとされる。




