ホテルセイリュウが大規模リニューアル、アイ工務店と資本提携で


新設の客室「プレミアムスイート THE・MIYABI」の内装

新設の客室「プレミアムスイート THE・MIYABI」の内装

 石切ゆめ倶楽部(土方啓詔社長)が運営するホテルセイリュウ(大阪府東大阪市)はこのほど、大規模リニューアルを行った。アイ工務店との資本提携により、実現した。客室のグレードアップや館内インフォメーションシステムの導入などを全館規模で実施。施設の魅力向上により、近畿圏外からの集客を目指す。

 今回のリニューアルは昨年5月、住宅建設事業を展開するアイ工務店(大阪府大阪市、坂井達也社長)が同社株式の50%を取得、資本提携を結んだことなどにより実現した。

 今回のリニューアルでは従来70室あった客室を2室に分割するなど再構成することで、全63室に変更。こだわりの寝具やアメニティを使用できる和モダンスタイル客室「エグゼクティブスイート」や木工の内装を生かした客室「プレミアムスイート」などを新設。8階には新たにエグゼクティブラウンジ「天空 Sora」を開設。ラウンジ階へのアクセスキーを持つ宿泊者限定で、同館自慢の眺望とともに、アルコール類などを無料で楽しめるようにした。

 このほか全客室で、スマートテレビ、個別空調、個別フリーWi―Fi、カードキーを導入、洋室のベッドも総入れ替えした。宴会場やパブリックスペースの内装等のリニューアルも実施した。

 5月29日には地域の関係者や旅行業関係者などを招いた内覧会を実施。新設備とともに、大阪・奈良両方からのアクセスの良さなどをアピールした。土方社長は「現在の宿泊客は近畿圏から6割、その他地域が4割だが、他地域客を4割上乗せしたい。リニューアルによって、今までにない客層を取り込んでいければ」と意欲を語った。

 内覧会では、アイ工務店が地域貢献事業の一環として同館敷地内に新設した「アイベース大阪」も公開した。アイベース大阪は大相撲・二所ノ関部屋の大阪場所での宿舎・稽古場として使用する施設で、屋内外に1面ずつ土俵を常設。浴室や調理場などを備えている。同社は地域交流や防災、文化振興、地域共創の場として活用することで東大阪市と協定を結んでおり、子供の居場所づくりや観光ガイドプログラムでの活用も行う。

 ホテルセイリュウの新客室のうち、エグゼクティブスイートの料金は1泊朝食付き税別2万3千円から。

 【小林茉莉】

新設の客室「プレミアムスイート THE・MIYABI」の内装

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