KCP会の通常総会
KNT―CTパートナーズ会(KCP会、堀泰則会長)は3日、第8回通常総会を東京都内で開催した。2025年度事業報告、および26年度の事業方針を承認。今年度は、次世代女性経営者向けの講座や「MICE委員会」などを新設するほか、昨年に引き続き幹事事務業務の効率化なども進める。27、28年度の本部会長選任も行われ、北海道連合会長の濱野清正氏(洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラス)が選出された。
冒頭あいさつした堀会長は、「われわれ会員は地域から離れることができない。そこに多くのお客さまを誘客する力を、KNT―CTグループは持っている」と強調。「地域の若い経営者たちを含めた形で、持続的な地域づくりを地域共創委員会や会社とともに進めていく」と意気込みを述べた。
KNT―CTホールディングス(HD)の小山佳延社長は、25年度の連結業績、来年4月のグループ4社統合について説明。「国内市場の縮小による既存事業への影響が顕在化してからでは手遅れになる。次の世代に課題を積み残さないための前向きな改革だ」と述べ、KCP会員に対し引き続きの協力を求めた。
グループ各社からは、近畿日本ツーリスト(KNT)の永崎安基社長、クラブツーリズム(CT)の酒井博社長、近畿日本ツーリストブループラネット(BP)の栗山千三社長が登壇し、今後の取り組みを説明した。
KNTでは、国内一般団体の販売額に占めるMICEの割合を2030年度時点で65%に拡大。CTでは、中東情勢の影響による海外旅行市場の不安定化に伴い、高付加価値型ツアーを中心に国内旅行の需要創出を図る。BPは、26年度から海外型訪日旅行事業の中核会社として体制を整える。今年度の訪日オンライン宿泊は60万泊室を目標に掲げる。
議事では、25年度の事業報告と収支決算報告、26年度の事業案・予算案が承認された。
本部委員会活動については、昨年度に引き続き「全国地域共創」「インバウンド」「Web」「教育旅行」の各委員会活動を実施。「(次世代)女性講座」(仮称)を新設するほか、都市部ホテル施設の加入を推進するべく「MICE委員会」も立ち上げる。また、各連合会にも「地域共創委員会」を設置し、全国各地で訪日旅行を含めた地域誘客事業を推進する。
25年度から進めている幹事業務の効率化・平準化も継続。総会案内、経理業務をKBCの1社に集約(業務委託費用は会社とKCP会で折半)する。連合会・支部の総会議案書のフォームを統一するほか、会員施設への総会案内・出欠確認はメール配信に移行する。KCP会専用の精算システム、ネットバンキングも導入するほか、KCP会サイトを全面改修。来年度の公開を目指し、業務負担軽減を目指す。
今後の日程としては、8月26日に「第5回全国交流事業in広島」をグランドプリンスホテル広島で開催。来年2月には、KNTのエデュケーショナル・ビジネス事業部と共催で「第4回全国教育旅行担当者商談会」も実施する予定。
総会では、27、28年度の本部会長選任も行われ、次期会長に北海道連合会の濱野清正会長が就任することが決まった。あいさつに立った濱野氏は「堀会長をはじめ、皆さまのご指導・ご鞭撻(べんたつ)をいただきながら(会長職を)務めていきたい」と意気込みを述べた。
総会の後半には、「功労者表彰」「お客様紹介運動表彰」などの表彰式も行われた。KCP会の受賞者・受賞施設は次の通り(敬称略)。
【功労者表彰】
千代川茂(三陸花ホテルはまぎく)▽渡壁伊智郎(近鉄バス)▽井山径〈故人〉(玉井別館)▽緒方肇〈故人〉(美湯の宿 両築別邸)
【お客様紹介運動表彰】
連合会表彰=中国四国連合会▽沖縄連合会
支部表彰=群馬支部▽山梨支部▽長野支部▽千葉支部▽岐阜支部▽鳥取支部▽島根支部▽岡山支部▽広島支部▽香川支部
個人表彰(取扱高)=ひだホテルプラザ(岐阜支部)▽ホテル佐野家(京都支部)
【水田寛人】

KCP会の通常総会

KNT―CTHDの小山社長

KCP会の堀会長

KCP会次期会長の濱野氏




