米国とイスラエルによるイラン攻撃は停戦に向けて、交渉があるのか、合意に至るのか、それぞれの思惑と情報の真偽が不明で、全く予想ができない局面になっている。
原油の高騰は物価高に追い打ちをかける。日本としても「中東の戦火」と傍観できない事態である。円安も進行し、1ドル160円を超えた。電気とガスへの政府の物価高対策補助がなくなり、大手の電気とガス会社は4月から値上げになる。日本経済に及ぼす影響も大きい。
そんな日本の池袋で女性店員が刺殺された。容疑者は自殺を図った。またもや元交際相手のストーカーによる無残な事件となった。警察に届け出るぐらいになる事案は法規制の強化による対策も考えるべきである。そこまで嫌われたり避けられたりするなら、男は潔く諦めるべきである。自己を高める努力をすべきである。
世の中には実力もないのにマウントを取りたがる人間が多い。つまらない人間に限ってプライドや承認欲求が強い。さらには大人も子供もメンタルが弱く、打たれ弱い人間が多い。
ストーカー、暴力、強盗、窃盗、滞納などの当事者の多くが、定職に就いていなかったり、金銭的な余裕がなかったりしていることが歴然としている。誰もが大谷翔平やアイドルにはなれないが、あらゆる職業分野で、努力次第で成功する可能性を秘めている。怠惰で楽をしていては、その可能性は低くなる。
私は4月早々、観光関係の行政職員への研修を行う予定である。企業研修ならば、「企業に収益をもたらす働きをしなければ給料が上がらない」と言えるのだが、公務員は、就職した理由は、倒産も解雇もなく、売り上げや業績は問われず、ノルマがないなど、安定である。
モチベーションを上げる要素が少ない。失敗をせず、年数を務め上げれば安泰という意識が、企業出身の者から見ればぬるい職場だと思わずにはいられない。しかし、地域活性化や住民のために頑張っている人もいる。
公務員のみならず、面倒なことや大変なことはやりたくない。リスクは負いたくない。責任は取りたくない。仕事の時間は短い方がよい。休みは多い方がよい。給料は多い方がよい。気持ちは分からなくはないが、仕事も現実もそんなに甘くはない。
日本の国際競争力が低下している。その原因は生産性の低さだ。
シンクタンク「日本生産性本部」の調べでは、日本の1人当たり労働生産性は、2022年のデータでOECD加盟38カ国中の31位だった。G7で最下位である。
米ギャラップ社の調査によると、仕事への熱意や職場への愛着を示す「エンゲージメント率」が、イタリアと並んで日本は145カ国中最下位の5%で、4年連続で世界最低水準である。
日本人は働く姿勢を根本的に改める必要があるのではないか。そう簡単に思い通りにならないことを理解する機会が必要である。幼少からの生徒時代の生き方や教育に起因している。人間教育とキャリア教育がとても重要な時代である。




