アラスカ航空、初の国際線ビジネスクラス・スイートを発表 個室型フルフラット、シアトル発ローマ線から順次導入


 アラスカ航空は3月31日、欧州およびアジア路線の拡大に合わせ、長距離国際線向けプレミアムサービス「国際線ビジネスクラス・スイート」を今春より開始すると発表した。個室型フルフラットシートや複数コースの機内食、プレミアムラウンジ利用など、同社として初となる本格的な国際線ビジネスクラスの導入。米国西海岸を代表するグローバルキャリアへの進化を目指す同社にとって、大きな節目となる。

サービスの主な特長

 新サービスが導入される機種は新デザインのボーイング787-9型ドリームライナーだ。

 主な特長は以下の通り。

  • 個室型フルフラットスイート:プライバシードアを備え、全席通路に面したラウンジスタイルの座席

  • 機内設備:18インチHDモニター(映画・テレビ番組1,500本超)、ノイズ低減ヘッドセット、個別電源、ワイヤレス充電

  • 機内食:複数コースによる上質なダイニング。ウェルカムサービスではチーズ&シャルキュトリーボードを提供し、スタッグス・リープやロデレールのシャンパンなどの米国西海岸・欧州産ワイン、クラフトカクテル、西海岸クラフトビール、Stumptownコーヒーを用意

  • メインディッシュ:路線ごとに最大6種から選択可能。ローマ線ではローストチキンとカルボナーラパスタ、仁川線では伝統的なバンチャンを添えたコチュジャンチキンなど、就航都市の個性を反映したメニューを展開。さらに、シアトルの受賞歴あるシェフ、ブレイディ・イシワタ・ウィリアムズ氏と開発した「Chef’s (Tray) Table」メニューも選択でき、クリンゲマン・ファームズ産ショートリブを使ったシグネチャー料理を楽しめる。機内食はアラスカ航空アプリの事前注文機能でも選択可能

  • デザートカート:食後にはSalt & Strawのカスタマイズ可能なサンデーを中心とした新たなデザートカートを提供

  • 到着前サービス:目的地に着想を得た軽食とリフレッシュ用ドリンクを提供。ロンドン線ではイギリス式の朝食を用意

  • 寝具・アメニティ:米国太平洋岸北西部を代表するブランドFilsonとの協業による高級寝具を採用。厚手のマットレスパッド、柔らかな枕、ランバー/ラウンジ用ピロー、大判デュベを提供。アラスカ航空限定のFilson製アメニティバッグには、Salt & Stoneのスキンケア製品とトラベル必需品を収納。PATH Waterとの提携による再利用可能な特製ウォーターボトルも用意

  • プレミアムラウンジ:アラスカ航空ラウンジに加え、世界各地のoneworld提携ラウンジも利用可能。季節の料理、プレミアムバープログラム、本格バリスタバーを提供。oneworld エメラルド会員は搭乗クラスを問わずファーストクラスラウンジを利用できる

  • 機内Wi-Fi「Starlink」:今秋より787-9型機への搭載を開始予定。すでに一部機材では利用が始まっており、5月以降はAtmos™ Rewards会員番号でサインインすることにより利用可能となる。T-Mobileとの提携により無料で提供

ビジネスクラス以外のキャビンでも充実の設備

 ビジネスクラスだけでなく、国際線プレミアムクラスおよびメインキャビンでも無料の食事サービスのほか、Filson製のブランケットと枕を用意。国際線プレミアムクラスでは、4インチ広い足元スペース、電源コンセント、12インチHDモニター、無料アルコール飲料、Filsonによるアメニティキットも利用できる。

就航スケジュール

 新サービスはアラスカ航空の国際線ネットワーク拡大に合わせて順次導入される。

 シアトル発ローマ行きの直行便を皮切りに、スケジュールは以下の通り(日付はいずれも米国太平洋時間)。

  • 4月28日:シアトル発ローマ行き就航

  • 4月:シアトル発ソウル行きでも提供開始予定

  • 5月21日:ロンドン線就航

  • 5月28日:アイスランドのレイキャビク線就航

  • 2026年秋:シアトル-成田線での提供開始予定

 なお、レイキャビク線は飛行時間が7時間強で、ボーイング737 MAX 8型機で運航される。同路線向けに最適化したプレミアム体験を提供するとしている。

 チケットは現在alaskaair.comで購入可能だ。

「新たな基準を打ち立てる」 エグゼクティブが語る

 アラスカ航空のエグゼクティブ・バイスプレジデント兼チーフ・コマーシャル・オフィサーのアンドリュー・ハリソン氏は次のように述べた。

 「私たちは、洗練されながらも”アラスカ航空らしさ”を感じられるビジネスクラス体験の実現を目指しました。プレミアムで快適、そしてお客様のことを細部まで考え抜いたサービスです。この導入により、長距離旅行の新たな基準を打ち立てるとともに、アラスカ航空ならではの心のこもったおもてなしをグローバル市場でも提供してまいります。」

oneworld加盟5周年、グローバル接続を強化

 今回の発表は、アラスカ航空のoneworld アライアンス加盟5周年にも合わせたものだ。同社は2021年3月31日の加盟以来、提携各社とともに単一航空券で世界900以上の目的地へのスムーズな接続を可能にしてきた。

 ロンドン・ヒースロー空港からはアムステルダム、アテネ、バルセロナ、パリ、ベネチアなどへの乗り継ぎも容易で、手荷物は最終目的地までスルーチェックインに対応。Atmos™ Rewards およびoneworldの上級会員資格は加盟航空会社全体で認められており、優先サービス、追加手荷物、プレミアムラウンジ利用などの特典を受けることができる。

 なお、2026年4月23日(日本時間)には、アラスカ航空グループのハワイアン航空もoneworldに加盟する予定だ。

 アラスカ航空のパートナーシップ&インターナショナル担当マネージングディレクターのアレックス・ジャドソン氏は次のように述べている。

 「5年前の今日、私たちは世界有数の航空会社ネットワークであるoneworldアライアンスに加盟しました。これにより、お客様はより多くの選択肢の中から世界中へ旅をし、ポイントの獲得・利用やAtmos会員特典を活用できるようになりました。アライアンス各社とともに、今後はヨーロッパをはじめ、世界の主要都市への接続をさらに広げてまいります。」

 アラスカ航空グループは、アラスカ航空、ハワイアン航空、ホライゾン航空などで構成。シアトル、ホノルル、ポートランド、アンカレッジ、ロサンゼルス、サンディエゴ、サンフランシスコをハブとし、北米、ラテンアメリカ、太平洋全域の140以上の都市に就航している。Atmos Rewardsを通じ、世界1,000以上の目的地へのポイント獲得・交換も可能。ニューヨーク証券取引所(NYSE)に「ALK」で上場している。

 
 
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