ロイヤル・カリビアン・インターナショナルは2026年3月、アイコンクラス4隻目となる新造船「ヒーロー・オブ・ザ・シーズ」の詳細を発表した。総トン数24万8千トン、2027年8月にマイアミへ就航予定。洋上最多となる全9か所のプールや28か所のダイニング、最大12名が宿泊できるファミリー向けスイートなど、家族旅行向けの設備を大幅に拡充した。

ロイヤル・カリビアン・インターナショナルは2026年3月、大型新造クルーズ船「ヒーロー・オブ・ザ・シーズ」の詳細を正式に発表した。
同船は現在同社が展開する「アイコンクラス」の4隻目にあたる。総トン数は24万8千トンで、世界最大クラス。2027年8月にマイアミを母港として就航する。
同社の日本正規販売代理店である株式会社ミキ・ツーリスト クルーズカンパニーが同月、国内向けにプレスリリースを配布。カリブ海クルーズの販売は近日中にロイヤル・カリビアン日本語公式ウェブサイトで開始されるとしている。

「ファミリーバケーションの新たな主役」

ロイヤル・カリビアン・インターナショナルの社長兼CEO、マイケル・ベイリー氏は新船について次のようにコメントした。
「アイコンクラスは家族旅行の基準を塗り替えましたが、この『ヒーロー』ではそのビジョンをさらに進化させました。あらゆる世代のお客様に、より多くのくつろぎ、より多くのスリル、そしてより多くの選択肢を提供し、家族全員が主役になれる最高の体験をお届けします。」
同船のコンセプトは「ビーチでの解放感、リゾートでのぜいたくなくつろぎ、テーマパークのスリルを一隻に詰め込む」こととされており、8つのエリアにわたる多彩な設備が用意される。
洋上最多・全9か所のプール
水回りの設備は、ファミリーで楽しめる水遊び場やカリブ風のプール、3か所の大人専用プール、洋上最大のスイムアップバーなど全9か所のプールを備える。これは洋上最多の数だとしている。
新設される「ココナッツコーブ」は、セントラルパークを眼下に見晴らす場所に設けられたプールゾーン。プール内に設置されたラウンジチェアに腰を落ち着け、近くの「ライム&ココナッツバー」のジュースやトロピカルカクテルを楽しむことができる。
大人専用エリア「ザ・ハイドアウェイ」は船尾からの絶景が望めるオアシスとしてリニューアル。中央に大きなスイムアップバーが置かれ、プールに浸かりながらカクテルを楽しめる。船尾のインフィニティプールでは水中に設けられたDJブースから終日パーティ音楽が流れる設計だ。

洋上最大のウォーターパークとアドベンチャー施設
アドベンチャー系施設の中核を担うのが「カテゴリー6」。洋上最大を謳うウォーターパークで、最上階のデッキに渦を巻くウォータースライダーに加え、浮き輪やマットを使って滑る2種類の新しいラフトスライダーが設置される。ファンネル(煙突)のまわりをらせん状に滑り降りる「ファンネル・ラフトスライダー」と、マットにうつぶせになり頭から滑り降りる「ストームチェイサーズ・デュオ」が新登場する。
高所での体験を求める人向けには「クラウンズ・エッジ」が用意される。海上約47メートルの位置に設けられ、ロイヤル・カリビアンの巨大ロゴをめぐるスカイウォークとジップラインを体験できる。
そのほかサーフィンシミュレーター「フローライダー」、ロッククライミングの壁「アドレナリンピーク」、ミニゴルフ、スポーツコートでのピックルボールやバスケットボールなど、家族全員が参加できるアクティビティが多数用意される。
28か所のダイニング——テクノロジーと料理が融合
ダイニングは全28か所。世界各国のメニューを取りそろえ、テクノロジーと融合した体験型のダイニングも含まれる。
新コンセプトの一つ「ロイヤルレールウェイ」は、列車旅をテーマにした没入型ダイニング。「ヒーロー・ステーション」から出発し、車窓に映り変わる風景とともに食事を楽しみながら「未知の世界」へと誘う体験型の空間だ。エンターテインメント・食事・テクノロジーが融合したダイニング体験が売りとされる。
「オリンズパリッシュ・サパークラブ」は、ニューオリンズの旧市街・フレンチクオーターの雰囲気をまとったエレガントなサパークラブ。ジャズの生演奏、クラフトカクテル、本格的なケイジャン&クレオール料理を提供する大人向けの空間だ。
家族向けエリア「サーフサイド」には親子料理教室のための専用スペースが設けられる。小さな子どもも参加できる易しいレシピから、切る・焼くなどの技術を学ぶアドバンスコースまで、年齢を問わず参加できる。
「アクアドームマーケット」には4つの新コンセプトのフードスタンドが出店。クレーム・ドゥ・ラ・クレープとフレッシュジューススタンドも加わる。
おなじみのダイニングとしては、寿司で人気の「イズミ」、テイクアウト形式の「イズミ インザパーク」、「ジョバンニ・イタリアンキッチン&ワインバー」、プレミアムステーキの「チョップス・グリル」、新鮮なシーフードの「フックド」、ファストフードの「ベースキャンプ」、メキシカンフードの「エルロコフレッシュ」、ピッツェリア「ソレント」なども引き続きラインナップされる。

最大12名宿泊の「アルティメットファミリーツリーハウス」
客室面での目玉は、大人数での宿泊に対応したファミリー向け客室の拡充だ。
「アルティメットファミリーツリーハウス」は、ツリーハウスをイメージした3階建ての豪華スイート。それぞれ専用のバスルームとバルコニーを備えたメインベッドルームが2室あり、屋上テラス、ジャグジー、2層にわたるティーン専用スペースを持つ。最大12名が宿泊可能だ。
そのほかのファミリー向け客室としては、「サーフサイド」に隣接した3階建ての「アルティメット・ファミリータウンハウス」、小さな子ども部屋付きの「サーフサイドファミリースイート」、最大6名が宿泊できる「ファミリーインフィニット海側バルコニー」なども用意される。
最上階の客室として、眺望の良い2階建ての「ロイヤルロフトスイート」や「アイコンロフトスイート」も選択肢に入る。「サンセットスイート」「内側プラス」など、予算やニーズに応じた多様な客室カテゴリーが用意される。

アイコンクラスおなじみの設備も継承
「ヒーロー・オブ・ザ・シーズ」には、アイコンクラスで定番となっている各種エリアも継承される。
目抜き通りの「ロイヤル・プロムナード」、本物の草木が3万500本植えられた吹き抜けの公園「セントラルパーク」、ワールドクラスのエンターテインメントが鑑賞できる「ロイヤルシアター」と「アクアシアター」、アイススケートリンク「アブソリュートゼロ」、ファミリーゾーン「サーフサイド」がそろう。それぞれに多彩な設備・ダイニング・バーが備わる。

就航ルート——西・東カリブ海の7泊8日
就航は2027年8月。マイアミを母港に、西カリブ海クルーズ(7泊8日)と東カリブ海クルーズ(7泊8日)の2ルートを運航する。
両ルートともロイヤル・カリビアンがバハマで運営するプライベートリゾート「パーフェクトデイ アット ココケイ」に寄港する。
西カリブ海クルーズではホンジュラスのロアタン、メキシコのコスメル、コスタ・マヤなどへ寄港。東カリブ海クルーズではセントマーチン島のフィリップスバーグ、セントトーマス島のシャーロットアマリーなどの美しい海の目的地に立ち寄る。

ロイヤル・カリビアン・インターナショナルについて
ロイヤル・カリビアン・インターナショナルは創業から56年にわたり革新を重ねてきた国際クルーズブランドだ。現在最も革新的なクルーズ船29隻を運航しており、2026年に30隻目となる「レジェンド・オブ・ザ・シーズ」、2027年に31隻目となる「ヒーロー・オブ・ザ・シーズ」のデビューを予定している。
寄港地はバミューダ、カリブ海、ヨーロッパ、カナダ、米国、アラスカ、ニューイングランド、南アメリカ、アジア、オーストラリア、ニュージーランドなど世界各地に及ぶ。プライベートリゾート「パーフェクトデイ アット ココケイ」やロイヤルビーチクラブを運営しており、2028年までに計8か所への拡大を計画している。
Travel Weekly Readers Choice Awardsにおいて「Best Cruise Line Overall(クルーズ・ライン総合第1位)」を23年連続で受賞。全スタッフが「ゴールド・アンカー・サービス」と呼ばれるサービス基準のもとで応対する。

「ヒーロー・オブ・ザ・シーズ」のカリブ海クルーズの予約・詳細は、ロイヤル・カリビアン日本語公式サイトで近日中に受け付けを開始する予定だ。





