【交通トレンド分析328】ANAもJALに続いてモバイル通信サービスに参入 鳥海高太朗


鳥海氏

 ANAグループのANA Xが3月24日にモバイル通信サービス「ANAモバイル」のサービスを開始した。主な特徴としては月額料金の20%分がマイル積算されるほか、契約初月には500マイルもプレゼントされる。最近のスマートフォンでは、iPhone16シリーズや17シリーズなどeSIMのみの端末も増えているが、物理SIMカードとeSIMの両方に対応しているほか、現在使っている電話番号をそのまま利用することが可能となっている。

 初期費用として3300円(税込み)がかかるが、月々の費用は安く、「音声+SMS+データ」で1ギガプラン750円という価格になっている。1ギガ、2ギガ、3ギガ、5ギガ、7ギガ、10ギガ、10ギガ以上は60ギガまでは5ギガ単位で、それ以上は70ギガ、80ギガ、90ギガ、最高100ギガとなっている。5ギガで1150円、10ギガで1650円、20ギガで2150円、50ギガで4100円、100ギガで6900円などとなっているが、ここから2割分のマイルが積算される。たまったマイルは使い方次第で1マイル当たり2円、3円、ビジネスクラスなどで使えば10円以上になることもあり、その点も含めれば、割安感がある。

 またデータ専用のプランも用意されており、一律100円安くなっている。電話で通話する場合、30秒当たり11円がかかるが、月額600円の追加で5分かけ放題、850円で10分かけ放題、1650円で無制限かけ放題となる。回線はドコモ回線とau回線に対応しているが、JALモバイルと異なるのは、ANA X社が自社で回線調達からプラン設計・提供までを担う「自社MVNO(通信事業者)」となっている点である。JALモバイルではIIJ社のモバイル通信サービス(IIJmio)のサービスを活用している。

 ただJALモバイルのメリットも大きい。最安値は音声SIMプランで2ギガ850円となっているが、契約者向けの特典の中でも、通常は往復7千マイルで往路復路ともに搭乗希望日・時間帯を指定することで4カ所の行先が提示され、自分が納得できる4カ所の時点で申し込みを行うことで後日4カ所の中から目的地が決まる「どこかにマイル」において、1年に1回限りではあるがJALモバイル会員は往復1500マイルで利用できるのだ。JALモバイルもプランごとにANAモバイルの20%よりは少ないがマイルも付与される。

 また、月に1度不定期で100マイルがもらえるシークレットマイルがあるほか、搭乗ごとに国内線は50マイル(75%以上積算運賃)、国際線は100マイル(マイル積算全運賃)が追加でもらえるほか、Life Statusポイントも毎月1ポイントが付与される。両社のモバイル通信サービスの各種サービスに注目だ。

(航空・旅行アナリスト、帝京大学非常勤講師)

 
 
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