「ホスピタント」とは、ホスピタリティとタント(イタリア語)を組み合わせた造語で、たくさんの奉仕の心を持った人を指す言葉です。
「接遇」とは、どのお客さまに対しても、分け隔てなく接客する技術のことです。
「介助」とは、高齢者・障がい者に限らず、手助けを必としている全ての人に対して、日常生活行動など最も基本的なものをサポートすることです。サポートは一つの方法だけではなく、さまざまな状況により求められるサポートの内容は異なります。
つまり、接遇介助士ホスピタントとは、高齢者・障がい者の介護をする人のことではなく、「全ての人に対して、差別なく接客し、その人らしく過ごせるようなサポートができる、一流のホスピタリティの心を持った人」のことです。
サポートが必要な人とは、高齢者、障がい者に限りません。
海外からの旅行者、妊娠中の人、小さなお子さま、ケガをされている人なども、さまざまな状況によってサポートが必要となります。
また、アレルギーのある人、宗教、健康状況、食習慣、LGBTQなど、見た目ではわからないけれど、細やかなサポートが必要な人も多くいらっしゃいます。
さまざまな人たちに、そのとき、その人に必要なサポートを提供することができる人、それが、「接遇介助士ホスピタント」です。
では、必要なサポートとは、どんなことなのでしょう。
車椅子のお客さまが来たら、お客さまのところに駆け寄り、車椅子を押してあげることでしょうか。
そうではありません。
何かを手伝うこともサポートで、見守ることもサポートです。
サポートは、一つではないことを学んでいってください。
正しく接遇し、正しく介助し、正しくおもてなしする方法を学んでいきましょう。
あなたにしかできない「接遇介助士ホスピタント」がきっとあるはずです。
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■日本ホテルレストラン経営研究所=ホスピタリティ業界(旅館、ホテル、レストラン、ブライダル、観光、介護)の人材育成と国際交流へ貢献することを目的とするNPO法人。同研究所の大谷晃理事長、鈴木はるみ上席研究員が監修する書籍「~ホスピタリティの先にあるもの~接遇介助士ホスピタントの教科書」が星雲社から発売中。問い合わせは同社電話03(3868)3275。




