ボート体験
福井県若狭地域(敦賀市・美浜町・若狭町)で展開されている「若狭路はあとふる体験」は、宿泊プログラムのホームスティ型民泊と、クラス別、男女別分宿の漁家民宿を軸に、探究学習や農林漁業、アウトドアなど約50種類の多彩な体験を組み合わせた教育旅行プログラムを準備している。事業の根底には、「愛・感謝・信頼・挑戦」を理念に、地域の自然や暮らし、人の営みを次世代へつないでいくという明確な思想がある。

ボート体験
宿泊プログラムとして、一般家庭に滞在するホームスティ型民泊である。受け入れ家庭は農漁業者に限らず、会社員世帯や高齢者世帯、3世代同居など多様で、参加者は「お客さま」ではなく家族の一員として迎え入れられる。食事づくりや後片付け、布団の準備など、地域の日常生活を共にすることで、家族の役割や支え合い、地方が抱える課題を実感として学ぶ機会となっている。福井県の幸福日本一を体験してもらいたい。
さらに、1次産業の舞台でもある地方の漁村での生活を体験できる漁家民宿の二つの宿泊プログラムが中心となっている。
■若狭地域の強み(1) 約60種類の選択体験プログラム 農林漁業・アウトドア体験の充実
体験プログラムは約60種類を用意。漁業体験や農林業体験をはじめ、アウトドア、味覚、歴史文化など幅広い分野を網羅している。地域を熟知したインストラクターが指導にあたり、自然と共に生きる若狭の暮らしを体感できる点が特徴だ。


漁村での宿泊で、しじみ漁や魚さばきを体験。自然豊かな場所でリアルな1次産業を体験できる
■若狭地域の強み(2) エネルギー学習を核とした探究学習
探究学習では、日本のエネルギー問題をテーマに、エネルギー関連施設の見学や地域の取り組みを題材とした学習を展開。体験を通じて問いを立て、考え、意見を交わすプロセスを重視し、持続可能な社会のあり方を自分事として捉える力を育成する。エネルギー拠点を有する若狭地域は、探究的な学びのフィールドとして高い親和性を持つ。
■若狭地域の強み(3) 地域コーディネーターによる一括支援体制
本事業を支えているのが、地域コーディネーターの存在である。宿泊、体験、食事、移動、スケジュール調整までを一括して担い、学校や旅行会社と地域との橋渡し役を果たす。受け入れ家庭やインストラクターとの日常的な関係づくり、事前調整から当日のフォロー、緊急時対応までをきめ細かく行うことで、教育旅行としての安全性と質を確保している点は大きな強みだ。現場を熟知したコーディネーターが介在することで、学校側の負担軽減と、地域側の持続的な受け入れにつながっている。


プログラム終了後には別れを惜しむ姿も見られる
北陸新幹線敦賀開業により、広域からのアクセスも向上した。若狭路はあとふる体験は、理念に基づく人間的交流と、コーディネーターを核とした受け入れ体制、多彩な体験プログラムを通じて、次世代育成と地域経済を支える取り組みとして、今後さらなる展開を目指している。
一般社団法人COLORsプラス(若狭路はあとふる体験)
〒919‐1131 福井県三方郡美浜町木野21‐4‐1〈(株)旅工房内〉
TEL:0770‐32‐2222 FAX:0770‐32‐6667
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