導入進む次世代型ごみ箱 美化や観光客の利便性向上 管理や回収に効果


真鶴町に設置されたスマートごみ箱「smaGO」

真鶴町に設置されたスマートごみ箱「smaGO」

 春の行楽シーズンを迎え、観光地では集客増が期待される。一方で食べ歩き後の容器が路上にポイ捨てされたり、ごみ箱があふれて景観を損なう光景に頭を抱えるところも少なくない。観光地だけでなく、イベント後の会場や商店街なども似たような状況だ。景観悪化や安全性の観点などからごみ箱の撤去が進んできたが、まちの美化や観光客の利便性向上のために再びごみ箱を設置する動きが広がっている。注目は次世代型のごみ箱の導入だ。

 京都の歴史的景観を代表する南座(京都市東山区)。日本最古の歴史を誇る劇場で、400年以上の歴史を持つ歌舞伎の聖地だ。

 この南座前に昨年11月、ソーラー発電で稼働し、自動でごみを約5分の1に圧縮し、通信管理するスマートごみ箱「SmaGO(スマゴ)」が計2台設置された。

 フォーステック社(東京・千代田区)によるもので、青森・小田原・京都南の各ロータリークラブが社会貢献活動の一環として共同寄贈した。これまで、スマゴは嵐山や祇園周辺などでも設置されている。

 同社によると、スマゴは太陽光で稼働してごみを約5分の1に自動圧縮、蓄積したごみの量を通信機能で通知するため、ごみ回収業務を大幅に効率化できる。「外観はラッピングが可能で、分別ごみの啓発や、協賛を募ることで運用コストを削減することができる」としている。

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