開催概要を説明するツーリズムEXPOジャパン推進室長の早坂学氏
日本旅行業協会(JATA)は4月2日、ツーリズムEXPOジャパン2026(TEJ2026)の開催概要を発表した。今回は9月24日から27日までの4日間、2年ぶりに東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催。来場者数は、2年前とほぼ同数の18万人を目標に設定した。「進化する旅のカタチ」をテーマに、強化ポイントとして「観光DXの推進」「高付加価値化への取り組み強化」「多様化する旅の提案」の3点を掲げる。「トラベルソリューション展2026」で最新技術を展示するほか、コンテンツツーリズムやアドベンチャーツーリズムなど多様な旅の形を1カ所にまとめて展示する「TEJコレクション」エリアも新設する。発表同日に開かれた定例会見では、JATAツーリズムEXPOジャパン推進室長の早坂学氏が開催概要を説明した。
TEJ2024と同規模も、平米数は例年より減
今回のTEJ2026は、24日、25日の「業界日」は7万2千人、26日、27日の「一般日」は10万8千人の動員を見込む。第10回「ジャパン・ツーリズム・アワード」表彰式や基調講演、TEJ観光大臣会合、ツーリズム・プロフェッショナル・セミナーなどは例年通り開催するほか、日本政府観光局(JNTO)主催のVISIT JAPANトラベル&MICEマート(VJTM)も同時開催する。
ただ、例年の東京開催と異なる点もある。オープニングセレモニーは例年より30分早い午前9時からスタートするほか、例年使用してきた東4、5、6ホールがリノベーション工事で使用不可となるため、今回は東1、2、3、7、8ホールを使用。これに伴い、通常の東京開催時と比べて8割程度のスペースでの開催となる。
入場券も、あらゆる費用の高騰から200円値上げし、当日入場券1500円、前売り券1200円で販売する(障害者手帳割引は1千円で、同行者1人まで同額)。
出店申し込みは9割埋まる、横浜園芸博や宮島が大型ブース
出展小間数は、トラベルソリューション展を含めて1200小間(計画では国内500小間、海外450小間、その他が250小間)を見込む。来年横浜で開催予定の2027年国際園芸博覧会(横浜園芸博)のブースが4小間出展するほか、世界文化遺産登録30周年を迎える広島県の厳島神社(宮島)、文化庁の日本遺産ブースも、例年より大幅にスペースを拡大する予定。早坂氏は、「申し込みが非常に早く、現時点で9割ほど埋まっている」とコメントし、早めの申し込みを呼び掛けた。
海外からの出展も順調で、ポルトガルはブースを1.5倍に拡大するほか、モロッコが復帰。スウェーデンは2019年以来の出展となった。一方、中東情勢の悪化により、サウジアラビア、エジプト、ヨルダンは出展の意向はあったものの現時点で申し込みがなく、保留状態となっているという。
「TEJコレクション」を新設、多様な旅のスタイルを展示
従来の「特別コーナー」「特集エリア」を統合し、ウェルネスツーリズム、ガストロノミーツーリズムを組み込んだ「TEJコレクション」エリアを新設。コンテンツツーリズムやクルーズ、ワーケーション・ラーケーションなど多様なテーマを取りそろえる。5月15日まで出展者を募集する。
TEJコレクションの出展テーマは、以下の通り。
①ドライブツーリズム
②星空ツーリズム
③コンテンツツーリズム
④アドベンチャーツーリズム
⑤スポーツツーリズム
⑥ウェルネスツーリズム【新】
⑦ガストロノミーツーリズム【新】
⑧アカデミー
⑨クルーズ
⑩観光SDGs
⑪旅の広場
⑫ワーケーション・ラーケーション
業界日に観光を学ぶ高校生を無料招待、教育機会を提供
今回のTEJ2026は、業界日に観光を学ぶ学生の無料招待も実施。α世代へのアプローチを図る。これまでは観光を学ぶ大学生を招待していたが、昨年の愛知開催時に、観光コースを導入した高校を無料招待。今回も同様に、例年出展する大学の付属高校などにも声かけを行い、業界日に来場する学生数の増加を図るという。
早坂氏は、「来場した大学生からは、『観光地がどんなことをしているのか非常に勉強になる』という声を聞く。アカデミーコーナーでもゼミの発表やPRを行っている」と強調し、学生に向けた業界の魅力発信に注力する姿勢を示した。

開催概要を説明するツーリズムEXPOジャパン推進室長の早坂学氏




