【脱炭素でスマートな旅館 国際観光施設協会エコ・小委員会 69】食品残渣リサイクルへの新しい取り組み


MEIKO Green circle(資料提供:MEIKO Clean Solutions Japan株式会社)

MEIKO Green circle(資料提供:MEIKO Clean Solutions Japan株式会社)

 まず、たいへんショッキングな数字から話をはじめたい。

 日本の食品廃棄物量は年間約2775万トンで、そのうち食品ロスは472万トンといわれ、その量は世界の食料支援量とほぼ同等の480万トンであるという事実がある。

 食品製造業に区分される食品工場などから排出される産業廃棄物について、食品残渣(ざんさ)の再資源化が目標95%に対して97%達成されているといわれるのに対し、スーパー、コンビニ、ホテル等の商業施設から排出される事業系一般廃棄物は、目標50%に対して32%しか達成しておらず、大きな課題となっている。

 しかし、ヨーロッパにおいては、1972年に初の廃棄物処理法が制定されて以降、リサイクルの義務化が進む一方、2010年以降は食品ロスを社会課題として認識するとともに、現在は食品リサイクルの第2次転換期となっている。食品廃棄物の処理方法も、埋め立て、焼却、堆肥化といったものから再生エネルギーとしてリサイクルできるバイオガス化が推進されてきている。ヨーロッパでは事業系食品リサイクルの先進国として、デンマーク、スウェーデン、ドイツなどがあげられ、バイオガス化が大きく進められている。

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