開発した熱海産だいだいチーズケーキ(缶詰、左)とパッケージデザインの原案
熱海観光局(静岡県熱海市)はこのほど、地域特産の柑橘(かんきつ)、「だいだい」を活用した防災備蓄品「熱海産だいだいチーズケーキ(缶詰)」を開発した。宿泊税を活用した受け入れ環境整備の一環で、災害時に観光客と市民の双方が安心して過ごせる体制づくりを目指す。
宿泊客数が300万人(2024年)を突破するなど、年間を通じて多くの観光客が訪れる熱海市。自然災害への備えとして観光客を含めた安全対策の重要性が高まっていることから、今回は熱海平和通り商店街をはじめとした「スイーツの街・熱海」を象徴する要素を取り入れた、 “おいしい備蓄食”として開発した。
原料には、爽やかな酸味と香りが特徴のだいだいを使用。同市は全国有数の生産地の一つで、市内の飲食店でもスイーツやドリンクに活用されている。地域資源を活用することで、地域内での資源循環や地産地消の促進にもつなげる。
開発は熱海観光局と熱海市、総合卸売業の国分中部(名古屋市)による産学官連携で実施。パッケージデザインには防災教育の一環として、地元中学生の作品を採用した。今後3年間で、約9千缶の製造を予定している。
熱海市は昨年4月から、宿泊者1人1泊につき200円の宿泊税を徴収しており、年間約6億円の税収を見込む。

開発した熱海産だいだいチーズケーキ(缶詰、左)とパッケージデザインの原案




