藤田観光、基本給平均12.5%引き上げへ 3年連続の賃上げ、賞与の一部を固定給に組み入れ


 

藤田観光株式会社は3月23日、2026年春季労使交渉において、正社員(組合員)の基本給を平均12.5%引き上げる方針を労働組合に回答した。賃上げは3年連続。今回は賃金制度そのものを抜本的に見直し、業績連動賞与の一部(基本給1カ月分相当)を固定の基本給に組み入れることで、従業員の「安定した生活基盤の確保」を図る。

 

労働組合が求めていたのは、1人あたり12,000円以上の賃金改善。これに対し会社側が回答した改善額は平均35,161円で、要求額を大幅に上回るものとなった。

 

内訳は、ベースアップが平均10.3%(業績連動賞与の一部の基本給組み入れを含む)、評価制度の運用等に伴う昇給が2.2%見込みで、合計12.5%のアップとなる。

 

さらに、グループ全体の年間休日数を1日増加させ、働きやすい職場環境の整備にも取り組む。

 

同社は、「中期経営計画2028~Shine for tomorrow, to THE FUTURE」の主要戦略の一つとして人材戦略を掲げており、「必要な要員ならびに戦略人材(変革・挑戦し続けるマネジメント人材・専門人材)を安定的に確保し、会社の成長を推進する基盤の確立」を目指すとしている。

 

同社は今後について、「従業員が安心して働き続けられる環境整備を推進し、社是に掲げる『健全な憩いの場と温かいサービスを提供することによって、潤いのある豊かな社会の実現に貢献すること』を目指して取り組んでまいります」としている。

 

藤田観光株式会社は1948年に「箱根小涌園」、1952年に「椿山荘(現ホテル椿山荘東京)」を開業。1955年に会社を設立した。現在はワシントンホテル、ホテルグレイスリーなどのWHG事業(全34拠点)、ホテル椿山荘東京などのラグジュアリー&バンケット事業(全6拠点)、箱根小涌園 天悠などのリゾート事業(全19拠点)を展開する。

 
 
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