旅館・ホテルの景気DI 業種別18位、前月から大きく後退 全国企業の景気動向調査2月


 帝国データバンクがこのほど公表した今年2月の景気動向調査で、旅館・ホテルの景気DI(0~100、50が判断の分かれ目)は前月比2.8ポイント減の46.3。2カ月連続で判断の分かれ目の50を下回るとともに、全51業種別で18位と、前月の5位から大きく後退した。調査は「中国からの旅行客減少や天候不順による外出抑制などが響いた」と指摘。ただ、回答者から「他の国や地域からの旅行客で埋め合わせができているように感じる」などもあり、企業によって状況はさまざまだ。

 DIは全国の企業を対象に、景況感について、「非常に良い」「どちらともいえない」「やや悪い」など7段階で判断してもらい、結果を数値化したもの。50より上であれば「良い」、下であれば「悪い」を意味し、50が判断の分かれ目となる。今回の調査は2月13~28日、全国の2万3568社を対象にインターネットで実施。1万416社から有効回答を得た。旅館・ホテルは86社が回答した。

 旅館・ホテルのDIを時系列で見ると、昨年1年間は7月(49.6)を除き、全て判断の分かれ目の50を上回った。特に1、3~5、10、11月は全51業種別のトップとなった。

 しかし今年に入り、1月は49.1と、6カ月ぶりに判断の分かれ目の50を下回るとともに、業種別順位で5位と、前月の2位からダウン。2月はさらに落ち込んだ。前月から2.8ポイントの低下は農・林・水産(4.3ポイント減)、家電・情報機器小売(2.9ポイント減)に次ぐ大きな減少幅となった。

 全業種計は前月比0.5ポイント増の44.3と、2カ月ぶりに上昇した。「国内景気は、堅調な輸出を背景に製造業が全体を押し上げ、一時的な足踏み局面から持ち直した」(同調査)。

 10の業界別では、旅館・ホテルを含めたサービスが同0.2ポイント増の48.6と、2カ月ぶりに上昇。サービス業界の15業種では、飲食店、リース・賃貸など10業種が上昇。旅館・ホテル、娯楽サービスなど5業種が低下した。

 運輸・倉庫は43.8と、前月から横ばい。

 製造は41.8と、同1.0ポイント上昇。半導体や自動車関連の需要が高まり、12業種中10業種が上昇した。

 企業の景況感に関する主な声は次の通り。

 「インバウンド需要が好調」(現在、良い、洋品雑貨小間物小売)。

 「飲食・宿泊先の稼働状況は好調。企業の設備投資も堅調に推移」(現在、良い、総合リース)。

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