グランドオープンした観光農園でイチゴを試食する(左から)大倉代表取締役と川戸部長、芳村哲志・木更津ブロック長(3月1日、木更津市内の三日月いちごパーク)
千葉興業銀行は、100%出資の地域商社「ちばくる」と連携して異業種の農業参入支援を本格化している。2025年1月に開設し、農産物を栽培する「ちばくるファーム」ではこれまで100社超の企業視察を受け入れたほか、3月には取引先ホテルのイチゴ観光農園オープンを伴走支援した。【記事提供:ニッキン】
24年1月に設立した地域商社は農園事業などを手がけ、千葉市内に開設した同ファームではイチゴ栽培の実証実験を始めた。同行営業支援部に在籍する千葉県OBの元農業普及指導員が、同ファームを視察する企業に対して農業に関する専門知識を提供できる体制を整備。これまでに農業参入を検討する建設業など異業種企業からの視察を受け入れた。
「ホテル三日月(木更津市)」に対しては、顧客が気づいていないニーズの掘り起こしから事業化まで伴走支援する「バリューサポート」を通じてイチゴ観光農園参入をサポートした。
同ホテル周辺は耕作放棄地が広がり、土地の有効活用を模索していたほか、地元で採れた農産物をホテルで提供したいとの思いがあった。そこで、同行木更津支店がちばくるとのコンサルティング契約を働きかけ、24年3月に契約を締結。技術指導や施設の運用などを含めて支援し、近隣の畑で野菜の栽培を開始。その後、同社は「親子3世代で楽しめる」をコンセプトに、新しい観光コンテンツとしてイチゴ農園の構想も実現。同ファームでの視察受け入れやアグリ事業を手がけるアグリス(福岡県)を紹介。約1億円の設備資金向け融資を実行し、3月1日に「三日月いちごパーク」がオープンした。
4品種のイチゴ狩りを楽しめ、当日は家族連れでにぎわった。三日月ファームの大倉理矢代表取締役は「専門部署とも連携して迅速に支援してもらった。安心安全なイチゴを提供したい」と力を込める。木更津地区営業部の川戸誠部長は「バリューサポートを通じ、ニーズを共有してワンストップで支援でき、お客さまと形にできて良かった」と話す。同行は今後も農業参入支援を進める。

グランドオープンした観光農園でイチゴを試食する(左から)大倉代表取締役と川戸部長、芳村哲志・木更津ブロック長(3月1日、木更津市内の三日月いちごパーク)

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