サクラクオリティグリーン 3御衣黄ロゴ
アールエヌティーホテルズ株式会社は3月18日、運営する「リッチモンドホテルズ」ブランド43店舗および「THE BASEMENT」ブランド1店舗の計44店舗において、SDGsを実践する宿泊施設の国際認証「Sakura Quality An ESG Practice」(通称:サクラクオリティグリーン)の「3御衣黄(ぎょいこう)ザクラ」を取得したと発表した。
同認証は、米国GSTC(グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会)により認証基準の妥当性が承認された、宿泊施設向けの日本発ESG認証だ。

5段階中の高水準、172項目で審査
「Sakura Quality An ESG Practice」は、GSTCがその基準を承認した宿泊施設向けの認証制度。宿泊施設における地域社会との関係構築、文化保全、環境対応など、日々のSDGsへの取り組みのレベルを維持・向上させることを目的としている。
評価はSDGs17のゴールに基づく172項目で構成される。チェックシートへの回答に加え、調査員による現地確認およびエビデンス審査を経て、5段階で評価される仕組みだ。
主な評価観点は以下の通り。
- 環境配慮(エネルギー管理、資源循環、廃棄物削減等)
- 社会・地域への貢献(地域文化の尊重、地域連携等)
- 企業統治(ガバナンス)
- 安全性・快適性・サービス品質
今回取得した「3御衣黄ザクラ」は、5段階評価の中でも特に高い快適性と地域文化への配慮が求められる水準。環境配慮や社会・地域への貢献、企業統治(ガバナンス)の実績を含め、総合的な観点から評価されたものだ。同社によれば、認証施設は「安全性確保」を基礎に、「品質の恒常的な向上」および「地域との連携重視」へのコミットメントを通じて、宿泊施設のサービス提供に関する”プロフェッショナル”として認定されるという。
アメニティバー導入など、具体的な取り組みを展開
アールエヌティーホテルズはこれまでに、省エネルギー対策やプラスチック使用量削減、地域連携施策などを進めてきた。
プラスチック削減の具体的な取り組みとして、同社は2023年よりリッチモンドホテルズ全43店舗で「アメニティバー」を採用。必要なアメニティを必要な分だけ取れる選択式提供を実施している。アメニティバーの什器には廃棄制服由来のアップサイクル素材を活用している点も特徴だ。
あわせて、持ち歩き可能で繰り返し使える歯ブラシとコームをセットにした「リッチモンドホテルズ オリジナルトラベルキット」も販売している。

アメニティバー

オリジナルトラベルキット
「本認証取得をゴールではなくスタートと捉え」
同社は今回の認証取得について、「ゴールではなくスタート」と位置づけ、今後も以下の取り組みを継続的に推進するとしている。
- プラスチック使用量削減および資源循環の推進
- エネルギー使用量の最適化と環境負荷低減
- 地域文化・地域経済との共生
- サステナビリティを体感できる宿泊体験の提供
また同社は、「『おもてなし』と『環境配慮』は相反するものではなく、ホスピタリティの延長線上にある価値」と表明。「ホテル運営を通じて、地域と地球の未来に対しても”やさしさ”を形にしてまいります」とコメントしている。
世界基準での評価・可視化が狙い
世界的にサステナビリティへの関心が高まる中、旅行・宿泊先の選択において「環境・社会への配慮」が重要視される時代を迎えている。特に訪日外国人旅行者や法人利用においては、宿泊施設の環境対応や地域貢献の姿勢が選定基準の一つとなっているとされる。
同社はこれらの取り組みを「国際的に認知された客観的基準で評価・可視化することで、お客さまにより安心してホテルをお選びいただける環境づくりに取り組んでおります」と説明している。
同社が掲げる「全てのひとに寄り添い、地域と自然が調和する新たな未来へ」という理念について、「目の前のお客さまだけでなく、未来のお客さま、そして地球環境への貢献に繋がるものと考えております。本認証取得は、その理念を国際基準の枠組みの中で具現化する取り組みの一環です」としている。




