東武トップツアーズはこのほど、AIソリューションを手掛けるSpark Plus(スパークプラス、東京都文京区)と、「AIエージェントに関する技術開発パートナー契約」を締結した。AIを活用して属人化していた社内業務の効率化や営業支援を進める。
同社の現場では、企画提案資料の作成やバックオフィスにおけるデータ入力負荷や転記工数などに多くの時間が割かれており、付加価値の高い業務に十分な時間を確保できない状況にあったという。
今回の提携では、社内文書などのデータを検索、AIが回答を生成するスパークプラスのRAG基盤「ORION」を導入し、営業支援、経営管理、社内ポータルを横断するAIエージェントの共同開発と実装を進める。
具体的には、部署ごとの横断的な問い合わせ対応をAIに集約し、対応工数の50%削減を目指す。また、全国の各拠点で管理する収支データを統合し、AIが予算シミュレーションや経営会議資料の作成を支援する仕組みも構築する。
営業面では、過去の商談データや企画書をAIが参照し、顧客ニーズに応じた提案資料を自動生成する機能を開発。見積作成や提案準備にかかる時間を短縮し、営業担当者が顧客対応や新たな価値提案に集中できる環境づくりを進める。
「従来の旅行業界のDXはインバウンド強化や観光支援といった外部向けの取り組みが中心だったが、本取り組みは社内業務の根本的な変革を実現(するもの)。業界におけるAI活用の先進モデルの構築と、日本の観光産業の次なる成長ステージをけん引していく」と東武トップ。




