【にっぽんの温泉100選特集】草津温泉 景観・施設づくりで魅力アップ  若年層の観光客にも人気に


湯畑の春の夜景

 草津温泉(群馬県草津町)は、旅行会社や宿泊予約サイトのスタッフなどの投票で決まる2025年度「にっぽんの温泉100選」で23年連続の1位を獲得した。24年度には入込客数が初めて400万人を突破。25年度も26年1月末時点で329万人と前年並みのペースで推移している。

 近年、若年層のグループやカップルが増え、全体数を押し上げているという。若年層の増加要因には、景観整備や施設改修による温泉街の魅力アップ、SNSや動画を駆使した情報発信の効果などが指摘されている。

 若年層に限らず、散策の途中、スマートフォンやカメラで撮影したくなる観光スポットが草津の温泉街にはあふれている。主な観光エリアを紹介しよう。

 ♯湯畑 草津温泉は日本三名泉の一つ。自然湧出量は日本一で毎分3万リットル以上の温泉が湧き出している。温泉街の中央に位置するシンボル「湯畑」は、毎分4千リットルが湧き、湯けむりを上げている。周囲には足湯やレトロな建物の店舗、ガス灯などがある。夜間はライトアップでより幻想的な空間になる。


湯畑の春の夜景

 ♯西(さい)の河原公園 河原のいたる所から温泉が湧き出す。その景観から鬼が住む場所「鬼の泉水」と恐れられ、鬼が出るので、大声を出してはいけないとの伝承がある。18年に再生事業が完了。露天風呂、灯路などを整備し、夜間を含め散策が楽しめるようになった。


西の河原の露天風呂

 ♯裏草津 地蔵 21年にオープン。湯畑エリアが表草津なら地蔵エリアが裏草津。約1万冊の漫画がある「漫画堂」、カフェ「月の貌(かお)」などがある。「伝統湯地蔵」には貸し切り温泉も。付近には足湯以外に、珍しい顔湯や手洗乃湯がある。


裏草津地蔵の顔湯

 #草津温泉スキー場 1年中楽しめる高原リゾートを目指して、アトラクションやペットと遊べるエリアの開発などを行っているが、メインレストハウスの「天狗山センターハウス」が今年4月29日にグランドオープンを予定している。

 ■アクセス向上

 国道17号「渋川西バイパス」の渋川西インターチェンジ(IC)―金井IC間(延長1.9キロ)が3月14日に開通。これにより関越道渋川伊香保IC周辺と、吾妻地域を結ぶ上信自動車道のネットワークが強化される。草津温泉方面へのアクセス向上にもつながる。

 
 
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