日々お宿の現場では問題が次々と押し寄せ、経営者は目の前の火消しに追われています。そこで立ち止まって問うべきことがあります。「自分は今どこを見ているか?」。
物事の見方には「鳥の目、アリの目、魚の目」という三つの視点があるといわれています。
「鳥の目」は全体を俯瞰(ふかん)するマクロの視点です。例えば複数の部門でスタッフの離職が続くとき、個々の退職理由を追うだけではなく「この旅館の組織や人に問題があるのではないか」と高所から広く全体を問い直す目です。
「アリの目」は細部を観察するミクロの視点です。常連客が何も言わずチェックアウトした際のわずかな表情の変化から不満を察知したり、接客係が献立説明をする声のトーンが低いことから仲間内の緊張関係を読み取ったりする目です。
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