2025年の訪日外国人旅行者数は4268万人、旅行消費額は9兆4559億円と過去最高を更新した。コロナ前の2019年(3188万人)と比べ旅行者数は約34%増、1人当たり旅行支出も15.9万円から22.9万円へと上昇している。インバウンド市場は量・金額ともに回復を超え、新たな拡大段階に入ったといえる。
一方で、2024年の1人当たり旅行支出は約21.3万円、2025年は約22.9万円と、伸び率は約7%台にとどまる。旅行者数の増加幅と比べると、その伸びは緩やかだ。消費総額の拡大は、単価の急伸というよりも訪日客数の増加による影響が大きい構造といえる。また、消費の中身にも変化が見られる。かつて約4割を占めた買い物支出は現在では約3割弱に低下し、その分、宿泊費(約33%)や飲食費(約22%)など滞在に関わる支出の比重が高まっている。
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