内藤社長
宿泊金額に対してポイントが加算され、獲得ポイント数に応じて「キャッシュバック」のサービス特典が与えられる「Aカード」。同カードを運営するAカードホテルシステム(東京都千代田区、内藤信也社長)は17日、カードを導入する独立系のホテル経営者らを招き「第28回Aカードトップ会」を東京都内で開催した。昨年を上回る205人の参加があった。
Aカードトップ会は、会員ホテル間の親睦などを図ることも目的に開催。Aカードの事業報告や、ホテル利用動向アンケート結果の公表、外部講師による基調講演に続き、加盟店による「リピーター顧客創出への取り組みについて」をテーマに、リレー講演と、トークセッションを開催した。
冒頭、登壇した内藤社長は、2025年の国内ホテル市場を総括した。ホテル売り上げは、24年対比で8.8%上回ったと報告。ただ、昨年に引き続き、物価上昇と、人手不足、人件費上昇が顕著で、リネンサプライは16年の1ベッドあたり252円と比較して177%の441円まで高まっていると報告した。
コスト上昇を吸収するさまざまな施設タイプの増加が顕著と指摘した。その一例が、高級ホテルとして高単価料金で、コスト上昇を吸収できるラグジュアリーホテルや、1部屋に多人数が宿泊できるうえ、高単価販売ができ、かつ、フロント人件費を削減できるアパートメントホテルなどを挙げた。
Aカード加盟ホテルの現状は、25年の延べ宿泊者数は、(コロナ前の)19年とほぼ同水準を維持した。カード会員数は1月末時点で170万人まで成長している。Aカード加盟店の規模は25年12月末日時点で総客室数は業界第4位、棟数は同1位とした。
Aカードの認知を高めるため昨年からBS朝日が放送している「ケンコバのほろ酔いビジホ泊 全国版」にテレビCMを出稿したことを報告。番組は、お笑いタレントのケンドーコバヤシ氏が、日本全国のビジネスホテルを拠点に、周辺の夜の街の魅力を紹介。過去に出演したAカード加盟ホテルは、兵庫県の「スマイルホテル神戸元町」、福岡県の「福岡フローラルイン西中洲」など10店舗だった。内藤氏は、館内テレビ、ロビー、エレベーター内のモニターでのCM動画活用を訴えた。
内藤氏は、「Aカードホテルシステムは、加盟ホテルの皆さまとともにリピーター創出を基盤に、単独では実現できない競争力を共同体として築くインフラであり続ける」と述べた。

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