特定技能専門クラスの授業風景。独自の教育をベトナムで行う
ビルメンテナンスなど、総合アウトソーシングのケービックスグループは、旅館・ホテルの業務支援事業を30年以上にわたり展開し、多くの実績を誇る。そのノウハウを生かし2024年、ベトナム送り出し機関(ABSベトナム株式会社 送り出し機関5スター認証)と連携協定を締結し、「ともだちプロジェクト」を立ち上げた。ベトナム人材を中心に、即戦力として現場で活躍できる特定技能人材を紹介する。採用から定着支援まで、宿泊業界に特化したサポート体制が特徴で「企業と外国人材の『ともだち』のような信頼関係を構築している」と同社代表取締役の山口宏明氏。また、「高い日本語能力を有しているうえ、日本文化を深く理解し、日本で働く意欲が高い人材を確保している」と話す。

代表取締役の山口宏明氏
ともだちプロジェクトは、登録支援機関として特定技能人材の紹介をはじめ、採用面の課題解決とサポートをワンストップで提供する。旅館・ホテルへの採用支援の実績はケービックスグループで約200社、フロント、企画・広報、接客、レストランサービスなどの業務に従事している。
山口氏は、「日本は少子高齢化による労働力不足が深刻化し、多くの外国人材が活躍している。しかし、長期的に働きやすい環境や、企業側の受け入れノウハウは十分とは言えない。単なる労働力としてではなく、優秀な人材として育成し、活躍してもらう新たな視点が求められており、特定技能制度は企業の成長に不可欠な仕組み」と指摘する。また、「外国人材の紹介だけではなく、在留資格取得支援、住居の手配、多言語対応など、特定技能人材を活用した業務オペレーションの構築まで多岐にわたる支援の提供が強み」と強調する。特に、作業工程の翻訳や教育ツールの整備までを担い、旅館・ホテルの生産性向上にも貢献しているとしている。

特定技能専門クラスの授業風景。独自の教育をベトナムで行う





