旅行者は、もはや検索窓だけから旅を探し始めるとは限らない。対話型AIに行き先や希望条件を相談し、提示された候補を比較し、その後Google検索や公式サイトで確認する。こうした情報探索の流れは、一部で広がり始めている。
2026年1月、Googleの旅行分野責任者は「完璧なAI戦略を待つべきではない」との趣旨を語ったと報じられた。構想を練り続けるより、まずはできることから始めるべきだという指摘である。技術の進化を待つのではなく、今ある環境の中で情報を整備し、改善を重ねる姿勢が求められている。
こうした動きを背景に、WEBマーケティングの領域では「SEOからAEOへ」という議論も見られるようになった。SEO(検索エンジン最適化)が検索順位の向上を主眼とするのに対し、AEO(Answer Engine Optimization)は、対話型AIが回答を生成する際に自社情報が参照されやすい状態を目指す考え方である。順位競争だけでなく、AIに正しく理解されるための情報整理が重要になりつつある。
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