久しぶりに、さっぽろ雪まつりを見物しました。今年の札幌は雪が多く、交通障害が心配でしたが、訪れた週末は好天に恵まれ、滞りなく見物できました。
見物を終え、日曜日の昼過ぎにJR快速「エアポート」で新千歳空港に向かいます。積み重なった降雪の影響で、JRは列車本数を減らしており、札幌駅ホームにはあふれんばかりの待ち客です。それでも全員が車内に収まったのですから、鉄道の輸送力とはすごいものです。
列車本数削減の影響か、この日は全駅停車での運行でした。快速とは名ばかりで、45分くらいかけて新千歳空港駅に到着。詰め込まれた旅行者がどっとホームに吐き出されます。
押し出されるように改札口を出ると、これから列車に乗ろうとする客が通路に行列していました。どうやら入場規制がかかっているようです。ホームが狭いので、降車客を出してから、乗車客を改札に入れる整理をしているのでしょう。
大きな混乱はみられませんでしたが、この日は6両編成の列車が毎時4~5本運行しているだけです。それをさばくのに入場規制しなければならないのですから、駅施設が貧弱すぎるのではないか、と思わずにはいられませんでした。
現在の新千歳空港駅は、6両編成対応の細い島式ホームが1面あるだけです。線路は行き止まり式で、南千歳―新千歳空港間は単線です。
列車の混雑具合からすれば、運転本数や車両数を増やして、もっとゆとりある乗車ができるようにすべきでしょう。しかし、ホーム容量からも線路容量からも、増発余地は限られているようです。
駅が開業したのは1992年。当時はいまほどの空港利用者を想定しておらず、この程度の設備で済むという計算だったのかもしれません。
しかし、新千歳空港は、拡張を続けています。本来なら、空港拡張にあわせて鉄道駅も拡張し、増発や編成増に対応できるようにすべきでした。にもかかわらず、30年以上何もしないまま、いまに至っています。
もちろん、駅の拡張計画は存在します。18年ごろには、複線化し、ホームも増設するという内容が報じられました。
ただし、8年もたつのに進展が伝えられていません。そろそろ、国も空港会社もJRも、本気を出してほしいところです。
(旅行総合研究所タビリス代表)




