賀詞交歓会の様子
東京都旅行業協会(小松信行支部長・会長=キャンディツアー)は1月28日、新春賀詞交歓会を東京都新宿区の京王プラザホテルで開いた。来賓を含め約290人が参加。会員と受け入れ施設担当者との間で、積極的な情報交換が行われた。
訪日誘客、生成AI活用の知恵を共有
冒頭あいさつした小松会長は、2025年の訪日外国人旅行者数が4千万人を超えたことに言及。直近の協会の取り組みとして、訪日需要獲得に向けたセミナーを2024年から計3回実施してきたことを報告した。
協会が昨年に会員向けに行った業態調査では、約4割が訪日旅行を扱っていることが判明したことも紹介。「これは全国的にみると結構多い数字だ」とし、業態変更も求められる時代になりつつあると総括した。
今後は、生成AI活用に関するセミナーなども実施予定だと報告。会員の役に立てるプロジェクトを実施していくと意気込みを語った。

小松信行会長
旅行業の変革、協定施設との連携強化を
来賓からは、観光庁審議官の田中賢二氏、全国旅行業協会(ANTA)会長の近藤幸二氏、株式会社全旅社長の中間幹夫氏、中華民国観光産業国際行銷会名誉理事長の徐銀樹氏があいさつ。後半には、東京都の小池百合子都知事も駆け付けた。
観光庁の田中氏は「第5次観光立国推進基本計画」の施策の柱を紹介。全国各地とのネットワークを構築している旅行業者の活躍が不可欠だとし、訪日地方誘客に向けた魅力的な商品造成に引き続きの協力を呼び掛けた。

観光庁の田中賢二審議官
ANTAの近藤会長は、「施設、航空会社、JR、すべてが直販体制。これは世の中の流れだが、協定旅館の皆さま方は旅行業にとって最も大切なパートナーだ。旅行業も変わっていかなければならない」と強調し、引き続きの連携を呼び掛けた。

ANTAの近藤幸二会長
全旅の中間社長は、同社が提供する「全旅クーポン」「全旅ペイメント」そして「全旅保険」の昨年4~12月の販売実績を報告。いずれも対前年比2桁増だったとした。26年度は、コールセンター業務で生成AIの研究開発にも着手すると報告した。

全旅の中間幹夫社長
中華民国観光産業国際行銷会の徐氏は、日台間の旅行者数がアンバランスになっている現状を報告。会員に向け、積極的な台湾への送客を強く要請した。

中華民国観光産業国際行銷会の徐銀樹名誉理事長
会の後半に登壇した東京都の小池都知事は、森記念財団が公表した「世界の都市総合力ランキング」で、東京がニューヨークを抜き、初の2位に浮上したことを報告した。「皆さまからお支えいただいているお陰だ。海外からのお客さまも重要だが、やはり日本の皆さんが国内外でゆったりと旅行を、観光を楽しんでいただく。これが重要だ」と強調。今年もさまざまなキャンペーンを通し、東京都の観光活性化を目指していくと意気込みを語った。

東京都の小池百合子都知事
このほか会では、福島県デスティネーションキャンペーン実行委員会、群馬県東京事務所、茨城県、のと里山空港利用促進協議会、和歌山県観光連盟、佐賀県観光連盟、長崎県などによる観光PRも行われた。

賀詞交歓会の様子




