【口福のおすそわけ 585】麻辣湯!! 後編 竹内美樹


 前号の続き。筆者が訪れたのは「楊国福麻辣湯(ヤングオフ―マーラータン)」浅草橋店。2025年12月オープンでまだあまり知られていないらしく、並ばずに入れると知り、行ってみた。

 店に入ると、大きなボウルとトングを渡された。先へ進むと、壁一面に食材が並んでいる! そこから好きなモノを選んで器に入れ、レジで重さを量ってもらう。100グラム400円で、千円以上だと、トウモロコシ麺や刀削麺などから、好きな麺を80グラムサービスしてくれるシステムだ。具材の種類は店舗によって違うそうだが、70種以上、最大92種とか。食材は、キャベツやレタス、小松菜、ブロッコリーにジャガイモ、シイタケなど野菜類、牛・豚・鶏や牛すじ、ハチノスなど肉類、イカ・アサリなど魚介類、揚げパンやスパム、魚団子やカニ団子、紅白の虹団子など多彩な加工食品、板春雨・火鍋麺・牛すじ麺など麺類。これらが4段の棚にビッシリ並んでおり、どれを選ぼうか? 悩ましい。

 筆者は、ロメインレタス・白菜・もやし・パクチー・山くらげ・きくらげ・白きくらげ・ラム肉・豚肉・エビ・湯葉・うずら卵・水ギョーザ・エビ団子と、かなり欲張った結果、重量540グラムで2160円。サービス麺は、おススメのさつまいも春雨麺に。ちなみに「牛すじ麺」とは、牛すじが練り込まれているワケではなく、牛すじのような弾力とかみ応えのある、太めの丸麺だ。

 ここでスープの種類と辛さのレベルを選択。麻辣・牛骨・トマト・激香赤ラー油の4種のスープと麻辣和えの中から、筆者は麻辣スープに。辛いモノがニガテな人は、白濁したまろやかな牛骨スープの、辛さなしを選べば良いそう。辛さは、小辣・普通・大辣・激辣・黙認の5段階。花椒(ホアジャン)レベルも小麻・普通麻・黙認の3段階。チト怖い「黙認」については、辛さなしとか激辛以上などいろいろな解釈があるようだが、初心者なので聞くまでもなく小辣小麻で。レシートを受け取り、座席に移動する。

 座席近くには、味変のためのさまざまなアイテムが。砂糖・ごまダレ・黒酢・ネギ・麻油・ピーナッツ・おろしニンニク・辣油というラインアップ。辛さの追加も、辛味の緩和も可能というワケ。ごまダレとネギ、砕いたピーナッツ、ニンニクをお椀に取って、席で待っていると、自分だけのオリジナル麻辣湯が登場♪

 野菜類がクタクタになるまで、かなり煮込まれていた。その分湯葉や春雨麺に味が染みて美味。山くらげのコリコリ感が良いアクセントに。小辣は心配したほど辛くなかった。確かに、うま辛がクセになるのも分かる。途中でごまダレを入れると、全く違う味わいに。

 具材選びは予想以上に楽しかったし、野菜がたくさん取れるのも、辛さが調整できるのもうれしい。この体験価値とともに、無限大のバリエーションが、飽きさせない秘訣でありヒットの要因だろう。具材の中でもネットで話題なのが、赤いババロア状の「カモの血」。珍味好きな筆者も今回は見送ったが、次回は挑戦してみたい。また行きたいな♪

 ※宿泊料飲施設ジャーナリスト。数多くの取材経験を生かし、旅館・ホテル、レストランのプロデュースやメニュー開発、ホスピタリティ研修なども手掛ける。

 
 
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