【私の視点 観光羅針盤 505】2026年旅行トレンド”旅の再定義” 吉田博詞


私の視点 観光羅針盤

 主要メディアが公表した2026年の旅行トレンドをみると、旅は単なる余暇消費ではなく、個人の価値観や生き方を映し出す行為として再定義されつつある。Trip.comとGoogleによるグローバル調査、BBC Travelなどが示す予測は、その変化を端的に示している。以下、私なりの視点で2026年を象徴する六つのトレンドを整理したい。

 一つ目は「旅の自己表現化」である。旅は“どこに行くか”以上に、“なぜ行くか、どう過ごすか”が重視される時代に入った。SNSや検索データからも明らかなように、旅行者は自分の関心や価値観を起点に旅を組み立て、そこに個性や物語性を求めている。画一的なモデルコースよりも、自分らしさを体現できる体験が選ばれる傾向は今後さらに強まるだろう。

 二つ目は「目的を持つ旅」の拡大だ。文化、学び、地域理解といった明確な動機を持つ旅が増えている。単なる観光名所巡りではなく、伝統文化への参加や地域の人との交流、技能や知識を得る体験が重視される。地域側にとっては、固有の歴史や暮らしをどう翻訳し、体験として提供できるかが問われる局面に入っている。

ペイウォール会員向け記事です。

 
 
新聞ご購読のお申し込み

注目のコンテンツ

第39回「にっぽんの温泉100選」発表!(2025年12月15日号発表)

  • 1位草津、2位下呂、3位道後

2025年度「5つ星の宿」発表!(2025年12月15日号発表)

  • 最新の「人気温泉旅館ホテル250選」「5つ星の宿」「5つ星の宿プラチナ」は?

第39回にっぽんの温泉100選「投票理由別ランキング 」(2026年1月1日号発表)

  • 「雰囲気」「見所・レジャー&体験」「泉質」「郷土料理・ご当地グルメ」の各カテゴリ別ランキング・ベスト50を発表!

2024年度人気温泉旅館ホテル250選「投票理由別ランキング ベスト100」(2025年1月13日号発表)

  • 「料理」「接客」「温泉・浴場」「施設」「雰囲気」のベスト100軒