リクルート、宿泊施設向け「レベニューアシスタント」に価格自動化機能を追加


 リクルートは2026年1月13日、旅行情報サイト「じゃらん」が提供する宿泊施設向け業務支援SaaS「レベニューアシスタント」において、新機能「価格自動化」の提供を開始したと発表した。宿泊施設があらかじめ設定した条件に基づき、宿泊価格をサイトコントローラーへ自動で反映できる。人手不足と予約リードタイムの長期化という課題に対応する新機能だ。

手間削減と収益向上を両立

 新機能の最大の特徴は、価格調整の一連の作業を自動化する点にある。これまで「レベニューアシスタント」では、AIやビッグデータによる需要予測に基づく適正価格の提案は可能だったが、サイトコントローラーへの価格反映は担当者が手動で行う必要があった。今回の自動化により、その反映作業も含めて一連の価格運用が自動で行えるようになる。

 また、既存の「宿泊需要自動検知」機能と併用することで、外部需要の変化を踏まえた価格の条件設定が可能となり、収益機会の最大化につながる運用が実現できる。

長期化する予約リードタイムが背景に

 この機能開発の背景には、宿泊施設を取り巻く環境変化がある。旅行の予約から宿泊までの期間(予約リードタイム)は、2019年度と比べて2025年度現在では約1.5倍に長期化していると「じゃらんnet」は分析している。その結果、需要の変動に応じた価格調整の判断機会が増加し、レベニューマネジメント業務にはこれまで以上の頻度と工数が必要になっていた。

 人手不足が続く状況では、十分な時間を確保できず必要なタイミングでの価格見直しが後回しになり、適正な価格で販売する機会を逃すという課題があった。こうした状況を背景に、新機能の開発に至ったという。

「おもてなしに集中できる環境づくり」

 開発責任者の松本大亮氏(株式会社リクルート 旅行プロダクトマネジメント2グループ)は、「人手不足のなかで、手動での価格変更には限界がある」という宿泊施設からの声を受けて機能開発が始まったと説明する。

 「開発にあたっては、宿泊施設に足を運び、実際の運用フローを確認しながら課題やご要望をひとつずつ整理し、負担をかけずに適正な価格運用を続けられるよう機能の磨き込みを進めました」と松本氏はコメント。「価格の見直しにかかる工数を抑えながら収益機会を逃さない運用を後押しするとともに、宿泊施設の皆さまが大切にされている『おもてなし』に集中できる環境づくりにつながる機能になったと考えています」と述べている。

 「今後も、『じゃらんnet』が持つマーケットデータや知見をさらに活かし、宿泊施設の皆さまの取り組みを支える機能開発を進めてまいります」と松本氏は今後の展望を語った。

「レベニューアシスタント」とは

「レベニューアシスタント」は、「じゃらん」が提供する宿泊施設向けのレベニューマネジメント支援サービス。宿泊施設が保有するデータと「じゃらんnet」のデータを基に宿泊需要を予測し、最適な価格設定・調整をサポートする。専門的な経験や知識がなくても、誰でも簡単にレベニューマネジメントを実践できる仕組みを提供しているのが特徴だ。

【サービス概要】

  • サービス名:レベニューアシスタント「価格自動化」機能
  • 提供開始日:2026年1月13日
  • 提供元:株式会社リクルート
  • 詳細URL:https://www.ra.jalan.net/

 
 
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