JNTO
日本政府観光局(JNTO)は1月9日、英国有力旅行雑誌「ワンダーラスト(Wanderlust)」が発表した「Good to Go List 2026」において、日本が世界のトップ26デスティネーションの一つに選ばれたと発表した。日本の国立公園制度の先進性と2026年に4つの国立公園が90周年を迎えることが評価された結果だという。
自然保護の先駆者として評価
JNTOロンドン事務所が応募していた今回の選出。日本が英国より約20年早く国立公園制度を導入し、2026年は十和田八幡平、吉野熊野、大山隠岐、富士箱根伊豆の4つの国立公園が90周年を迎える記念の年であることが高く評価された。
JNTOの発表によると「日本はテクノロジーだけでなく、自然保護の分野でも先駆者であることが評価され、今回の選出につながった」としている。
昨年に続く評価
昨年11月に同誌が発表した「リーダー・トラベル・アワード」では、日本が「世界で最も魅力的な国」第1位に選ばれており、今回の選出は英国において日本が高く評価されていることを示している。
90周年を迎える国立公園の多彩な魅力
2026年に90周年を迎える4つの国立公園は、それぞれ特色ある自然環境を有している。
十和田八幡平国立公園は、カルデラや温泉など変化に富んだ火山景観が広がり、夏秋のハイキングから冬のスキーまで、季節ごとに異なるアクティビティが楽しめる。
吉野熊野国立公園は、険しい海岸線や森林地帯に囲まれ、自然と一体となる修験道文化が息づく地域。熊野古道が熊野三山へ続く、歴史深い巡礼の旅が体験できる。
大山隠岐国立公園は、中国地方最高峰の大山や、独特の景観が広がる隠岐諸島を有し、登山、カヤック・クルーズなど幅広い自然体験が可能だ。
富士箱根伊豆国立公園は、日本最高峰である富士山をはじめとし、箱根の温泉と湖、伊豆半島の森林や滝、伊豆諸島の独自の生態系など、多様な自然の魅力が一帯に広がっている。
さらなる地方誘客へ
JNTOは今回の選出を弾みに、さらなる地方誘客の促進に向けて、引き続き日本各地の魅力の発信に取り組んでいくとしている。
「ワンダーラスト」とは
「ワンダーラスト」は、1993年に創刊された英国最大の旅行雑誌。印刷版とデジタル版を合わせた発行部数で英国最大を誇り、「本格的、かつ持続可能性に配慮した意義深い旅」について信頼性の高い情報を提供し続けている。
2020年以降の新経営陣のもと、歴史、考古学、都市型デスティネーションなどのテーマを編集方針に取り入れ、持続可能な旅行への取り組みをさらに強化。英国、米国、カナダを含む世界70か国以上で購読されている。
「Good to Go List」とは
「Good to Go List」は、毎年、来年注目すべき旅行先を厳選して紹介しているリスト。専門家の知見と最新のインスピレーションを融合し、新たに注目される隠れた名所から、再発見された人気スポットまで幅広く網羅している。
2026年版は世界各国から700件以上の応募があり、2026年に注目すべきニュース、記念年、文化的イベントを元に選出された。日本以外にも、アンゴラ、ニュージーランド、アルゼンチン、オーストラリア、ドイツ、ネパール、アメリカなど、世界各国から26のデスティネーションが選ばれている。
日本からの応募では国立公園制度の先進性と、2026年という節目の年に国立公園を訪れることで日本の自然を新たな視点で再発見する絶好の機会となることが強調され、審査団に評価された。
2026年の「Good to Go List」に選ばれた26の国と地域は、アルファベット順に以下の通り。
アンゴラ、アオテアロア/ニュージーランド、アルゼンチン、アルメニア、オーストラリア、バルバドス、ベリーズ、カスカイス・ギマランイス(ポルトガル)、クロアチア、ドイツ、ゴゾ島(マルタ)、ガイアナ、イスタンブール(トルコ)、日本、ヨルダン、クルーガー国立公園(南アフリカ)、ネパール、北アイルランド、オマーン、ペロポネソス半島(ギリシャ)、プエルトリコ、サラワク州(マレーシア)、シャールジャ(アラブ首長国連邦)、スペイン、アメリカ、トバゴ。




