地方銀行で、個人預金の増加幅の縮小が続いている。全国地方銀行協会によると、2025年9月末の地銀全体の個人預金は225兆円で、前年同月の224兆円から1兆円(0.4%)増加した。増加基調を維持したものの、伸び率の鈍化が顕著だ。22年9月末は前年同月比7兆円(3.3%)増、23年9月末は同3兆円(1.4%)増、24年9月末は同2兆円(0.9%)増と、増加額は漸減傾向を示す。
25年9月末の地銀全体の預金残高は、前年同月比5兆円(1.5%)増の342兆円となった。個人預金が伸び悩む一方、それを補う形で法人預金は堅調に推移した。25年9月末の法人預金は、地銀全体で同4兆円(4.7%)増の89兆円となり、近年で最も高い伸び率だった。一部の地銀は「取引先の口座に滞留する流動性預金を、かなり高めの金利で定期預金に振り向けている」(幹部)として、法人預金のつなぎ留めに動く。【記事提供:ニッキン】
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