全旅連JKK、後継問題など意見交換 6年ぶりオープンセミナーを神戸で開催


 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会・女性経営者の会(JKK、山田佐知会長)は12月10日、神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ(神戸市)で、オープンセミナーin神戸を開催した。JKK会員や兵庫県旅館ホテル生活衛生同業組合の組合員など約90人が参加。観光の未来について講演を通し学んだほか、後継問題など四つのテーマについて初めてワークショップを行い、JKKの活動などを発信した。

 コロナ禍などによりオープンセミナーの開催は6年ぶり。冒頭あいさつした山田会長は2024年にJKKが創立20周年を迎えたことに触れた上で、「30周年に向けてスタートした中で、JKKのメンバーが日ごろからどれだけ真摯(しんし)に宿の経営に向き合っているのかを、お世話になっている皆さまに知っていただく機会となればとワークショップを企画した。女性初の総理大臣も誕生し、女性活躍の時代が来ていると手ごたえを感じている。研さんを重ねる中でこの業界の地位向上の一助になれば」と期待を込めてあいさつした。

 初めに行ったイノベーション勉強会では、社会起業家の山下太郎氏をファシリテーターに、ひょうご観光本部ツーリズムプロデューサーの古田菜穂子・兵庫県立大学大学院特任教授が、「兵庫県の観光と今後の日本の観光の未来について」をテーマに発表。大阪・関西万博を契機に同県が取り組んだ「ひょうごフィールドパビリオン」の取り組みの狙いや成果などを概説した上で、新たな観光トレンドとしてのプラネタリー・ヘルスツーリズムなどの考え方などを紹介。その上で「地域の自然や風土を見つめ直し、豊かな新しい暮らしのあり方を創造する、地域振興的な文化的行為が、皆さんがやっていること。それにプライドを持っていくことで、今後働きたい若い人のプライドと給料が上がると思うし、そういう取り組みにもつながる。観光は、最後は『人』。どんどん観光の光を発光させてほしい」とエールを送った。

 公開ワークショップでは、「後継問題について」「直販を増やすには」「人材不足の時代における働き方改革について」「AIが今後宿泊業界にどのような影響を与えるかについて」の四つのテーマについて、全旅連の理事や青年部、兵庫県旅組の組合員らも交えて意見交換。参加者がそれぞれ自分の施設での取り組み状況や課題解決の経験などを披露し合い、考えを深めていた。

 オープンセミナーの冒頭には、斎藤元彦・兵庫県知事が激励に駆け付けあいさつしたほか、ひょうご女将の会のメンバーも参加。女将の会を代表してあいさつした木下圭子会長は「大変活発な意見交換などの様子に元気をいただき、90歳まで女将を続けようという気持ちになった。宿の経営が厳しいときも、女性が踏ん張ればなんとかなるもの。頑張ってまいりましょう」と力強く語った。


「後継問題」「AI」などについて意見を交わした公開ワークショップ

 
 
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