総務省がこのほど公表した家計調査報告の2025年10月分で、同月の消費支出(2人以上の世帯)は前年同月比で実質3.0%減の30万6872円と、6カ月ぶりに減少した。10の費目別では教養娯楽など7費目で減少した。
教養娯楽は同0.6%減の3万1177円と3カ月ぶりに減少。このうち宿泊料は同16.9%減の2867円。パック旅行費は名目で0.7%増の2751円。
交通・通信は前年同月比9.2%減の4万2490円と9カ月ぶりに減少。このうち自動車等関係費と通信を除いた「交通」が同1.0%増の6197円。
食料は同1.1%減の9万4352円と5カ月連続で減少。このうち一般外食が同1.0%増の1万5268円。
このほか増加が被服および履物、保健医療、教育の3費目。減少が住居、光熱・水道、家具・家事用品、その他の4費目。
同月の勤労者世帯の実収入(2人以上の世帯)は、1世帯当たり前年同月比で実質0.1%減の59万9845円と、3カ月ぶりに減少した。世帯主の定期収入が同1.7%減の37万9279円と5カ月連続で減少。配偶者の収入が同6.6%増の9万6741円と4カ月連続で増加した。





