日本旅館国際女将会(長坂正惠会長)は12月10日、「設立30周年記念12月定例会」を花蝶銀座本店で開いた。同会創立者で現在は顧問の石塚勉氏(日本ホテル教育センター理事長・日本ホテルスクール会長)は、あいさつで30年間の歴史を振り返った。また、さいたま市など5つの市町の観光大使を務める落語家の三遊亭楽生氏を招き、落語「そば清」を楽しんだ。
定例会では冒頭に長坂会長があいさつ。「日本旅館国際女将会は、1995年の発足以来、石塚先生をはじめJNTOさんにもご協力いただき、インバウンドがまだ少ない時期から『日本旅館』そして『女将』という名前を掲げて、17カ国60都市を回って広報活動をさせていただいいてきた」と30年の歴史を振り返った。

スペシャルゲストとして招かれた三遊亭楽生氏は、埼玉県さいたま市岩槻区出身の48歳。六代目三遊亭円楽の一番弟子として知られる。会場では「最初に7代目の円楽の指名を受けたのは私だった」と明かした。実際には今年9月に、七代目円楽襲名が三遊亭好楽の息子である王楽氏と正式発表されている。
楽生氏は「私が入門してから15年、ずっと楽太郎の弟子だった」と述べ、もし自身が「楽太郎」を継いだ場合は「笑点」に出演する可能性もゼロではないと語った。同じ埼玉県立春日部高校の隣のクラスだった春風亭一之輔氏と共演することも想定し「笑点で有名になったら東銀座からここまで歩くのに4日はかかるかもしれない」と会場の笑いを誘った。

楽生師匠と日本旅館国際女将会の役員ら




