日本航空(JAL)は12月22日、2025年度年末年始期間(12月26日〜1月4日)における予約状況を発表した。国内線の予約率は79.7%と前年同期(81.2%)を1.5ポイント下回った。国際線は84.5%で前年比2.6ポイント減。一方、路線別では沖縄方面の国内線や北米・欧州路線の国際線で前年を上回る予約が入っている。
JALグループ国内線、前年比1.5ポイント減
国内線の提供座席数は128万9226席で前年比98.4%、総予約数は102万7286人で同96.6%だった。JAL便(日本航空、J-AIR、JAC、HAC、JTA運航)の予約率は80.3%、日本トランスオーシャン航空(JTA)便が77.4%、琉球エアーコミューター(RAC)便が57.5%となっている。
下り便のピークは12月27日で予約率86.7%、上り便は1月3日の87.0%が最も高くなった。方面別では、北海道方面(82.7%)と沖縄方面(82.0%)が高い予約率を示している。沖縄方面は提供座席数が前年比101.0%、総予約数が同100.2%と特に好調だ。
国際線、北米・欧州方面が好調
国際線の提供座席数は26万550席(前年比101.5%)に対し、総予約数は22万221人(同98.5%)。予約率は84.5%で前年の87.1%から2.6ポイント減少した。
日本発のピークは12月27日(予約率94.3%)、日本着は1月4日(91.0%)となっている。方面別では欧州・中東(89.7%)、ハワイ・グアム(90.3%)、東南アジア(89%)が高い予約率を示した。ハワイ・グアムは提供座席数が前年比117.1%、総予約数が同114.2%と大幅増となっている。
北米方面も提供座席数が前年比110.8%、総予約数が同116.7%と好調で、予約率は86.7%。欧州・中東方面も提供座席数が同103.8%、総予約数が同108.5%と前年を上回った。
一方、東アジア方面は予約率74.3%にとどまり、総予約数も前年比79.5%と低迷。中国路線(北京、大連、天津、上海、広州)の予約率は66.5%と特に低く、総予約数も前年比79%となっている。
臨時便は大幅減
年末年始の臨時便・チャーター便は、国内線ではJAL便が計6便(羽田=新千歳線2便、那覇線4便)と前年の26便から大幅に減少。JTA便は計40便(中部=那覇線20便、福岡=那覇線20便)と前年の4便から増加した。RAC便と国際線の臨時便・チャーター便は予定がない。




