総務省がこのほど発表した2025年10月分の労働力調査によると、「宿泊業、飲食サービス業」の就業者数は前年同月比10万人増の425万人となった。また、「生活関連サービス業、娯楽業」は10万人増の245万人、「運輸業、郵便業」は1万人増の343万人だった。
就業者全体は前年同月比52万人増の6865万人で、39カ月連続の増加となった。雇用者数も48万人増の6214万人と、44カ月連続で増加した。正規の職員・従業員は65万人増の3753万人で24カ月連続の増加となった一方、非正規の職員・従業員は23万人減の2121万人で、3カ月連続の減少となった。就業率は62.6％となり、前年同月よりも0.7ポイント上昇した。
10月の完全失業率（季節調整値）は前月と同率の2.6％となった。男女別では男性が0.1ポイント増の2.8％、女性は前月と同率の2.4％だった。
完全失業者数は前年同月比13万人増の183万人で、3カ月連続で増加した。求職理由別では「勤め先や事業の都合による離職」が前年同月比4万人増の24万人、「自発的な離職（自己都合）」は5万人増の77万人、「新たに求職」は4万人増の51万人となった。
