帝国データバンクが企業に行っている景気動向調査の今年11月分で、旅館・ホテルの景気DI(0~100、50が判断の分かれ目)は前月比3.5ポイント増の57.3。51の業種別で、2カ月連続の1位となった。企業から「観光シーズンに入り、人流が活性化」「インバウンド客が定着」などの声が上がっている。ただ、クマ出没のニュースが景気に影響しているとの指摘もある。
今年8月から4カ月連続で上昇。7月に49.6と、2023年2月(48.0)以来、2年5カ月ぶりに判断の分かれ目の50を下回ったが、8月に再び50を超え(50.5)、以後、上昇が続いている。
業種別の順位は、7月の4位から8、9月はともに2位。10月に5カ月ぶりの1位となったのに続き、11月もトップを維持した。
全業種計は前月比0.2ポイント増の44.1と、20年11月以来、5年ぶりに6カ月連続で上昇した。「国内景気は、仕入れ単価の上昇が重しとなったものの、観光産業や半導体需要が好調で、改善傾向が続いた」(同社)。
企業からの景況感に関する主な声は次の通り。
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