ヒルトン・オナーズ、新たな最上位会員ステータス「ダイヤモンド・リザーブ」を導入


 ヒルトン・ホテル・アンド・リゾートは2025年12月7日、ロイヤルティプログラム「ヒルトン・オナーズ」の会員資格条件を2026年1月1日から変更すると発表した。最大の変更点は、新たな最上位会員ステータス「ダイヤモンド・リザーブ」の導入。これまでの最高位「ダイヤモンド」の上に位置づけられ、専用クラブへのアクセスや予約時の確約アップグレードなど、より充実した特典が用意される。

会員資格条件を簡素化、「泊数」要件を緩和

 新制度では、これまでの「ベースポイント」に代わり、ホテルでの「支出金額」が会員資格の判定基準に加わる。ヒルトンによれば、この変更は「ゲストの獲得体験をシンプルにするため」としている。ベースポイント自体は引き続き宿泊や体験のための交換に利用できるが、ステータス達成のためのカウントからは除外される。

 各会員ランクの必要泊数も見直された。シルバーは現行の10泊から変更なしだが、ゴールドは40泊から25泊へ、ダイヤモンドは60泊から50泊へと、それぞれ引き下げられる。ヒルトンは、これによりゴールドステータスは「17%少ない泊数」で、シルバーステータスは「38%少ない泊数」で達成可能になるとしている。

 新設されるダイヤモンド・リザーブの会員資格を得るには、年間で40回以上の宿泊または80泊以上、かつ18,000ドル以上の支出が必要だ。厳格な条件。

「ダイヤモンド・リザーブ」に4つの新特典

最上位会員ランク「ダイヤモンド・リザーブ」には、他のランクにはない4つの新たな特典が用意される。

 ヒルトンのプレミアムクラブへのアクセス権、予約時にアップグレードが確約される「確約アップグレード特典」、午後4時までのレイトチェックアウト保証、そして専用のカスタマーサポートサービス。これらは全て、ダイヤモンド・リザーブ会員のみに提供される独占的な特典だ。

 一方、現行のダイヤモンド会員特典の多くは、新制度でも引き継がれる。エグゼクティブラウンジへのアクセス、マイルストーンボーナス、ダイヤモンド・ステータス延長、48時間前までの部屋確保保証、エリートステータスのギフト機能などが含まれる。

 シルバー、ゴールド、ダイヤモンドの各ランクに共通する基本特典としては、ポイント獲得、最低価格保証、ポイント&マネー併用、デジタルチェックイン、無料Wi-Fiなどが継続して提供される。

 新制度についての詳細は、ヒルトン・オナーズの公式ウェブサイト(HiltonHonors.com/New)で確認できる。

 
 
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