関係者、来賓による鏡開き
全国の信用金庫による各地の中小企業、自治体とバイヤーとのマッチングイベント「”よい仕事おこし”フェア」が11月26、27日、東京ビッグサイト（東京都江東区）で開かれた。500を超す企業などがブースを出展。自慢の商品や特産品、観光魅力をアピールした。
城南信用金庫（東京都品川区）を事務局とする「よい仕事おこしフェア実行委員会」が主催。東日本大震災の被災地支援、地方創生をテーマに震災翌年の2012年に始まり、今回で13回目となった。
開会式で城南信用金庫の林稔理事長は「皆さまの事業を力強くサポートする内容となっている。1件でも多くの出会いが生まれるよう願う」とあいさつ。
来賓で出席した自民党の麻生太郎副総裁、牧野京夫復興相、東京都の小池百合子知事らが「事業者支援へ息の長い取り組みをされていることに深い感銘を受けている」「企業と企業、人と人とのつながりを生み出すきっかけとなるこのフェアは、非常に意義深い」と述べた。
フェアでは47都道府県産の米を全て使用して造った日本酒「絆舞」を毎年披露している。今年は全国179地域から送られた米による新たな絆舞を披露し、関係者、来賓で鏡開きを行った。
ブース出展した福島県棚倉町は、名産のブルーベリーで作ったジャムと果汁飲料、地元で産出され、各種ミネラルを豊富に含んだ古代海泥「タナクラクレイ」を原料とした化粧品とシャンプー・リンス、肥料をアピール。町は今年築城400年を迎えた国史跡の棚倉城跡や、温泉施設、各種スポーツ・研修施設を備えたルネサンス棚倉などの見どころ、体験施設がある。
「震災で食品など町の産品が風評被害を受けたが、今は回復に向かっている」と同町産業振興課の担当者。
関係者、来賓による鏡開き
