東京の「ちょうちんタクシー」がUberで配車可能に


Uber Japan株式会社は11月27日、日個連東京都営業協同組合(都営協)が使用する「電脳交通タブレット」において、11月10日よりUberアプリからの配車受注を開始したと発表した。これにより東京23区および武蔵野市・三鷹市で営業する3,200名以上の個人タクシー事業者からなる都営協の「ちょうちんタクシー」が、従来の電話注文に加えて、スマートフォンからも呼べるようになった。

個人タクシーのネットワーク拡大

Uberは2018年にタクシー配車サービス「Uber Taxi」の提供を開始して以来、全国のタクシー事業者の新規顧客獲得や売上機会の創出、スムーズなインバウンド対応、効率的なタクシー運用を継続的に支援してきた。現在、全国800社以上のタクシー事業者と提携している。

個人タクシーとの連携は、2025年1月より東京都個人タクシー協同組合の車両が呼べるようになっており、今回の都営協との連携によって、東京でUberを通じて利用できる個人タクシーのネットワークがさらに拡大する。

映画『TOKYOタクシー』とのコラボレーション

Uberとちょうちんタクシーを運営する都営協は、11月21日に公開された映画『TOKYOタクシー』を応援している。山田洋次監督が倍賞千恵子さんを主演に迎えたこの作品は、人生の喜びを描いたヒューマンドラマだ。都営協は、製作委員会へのちょうちん行灯の提供やタクシー所作の指導を通じ、映画の多くのシーンに実際の「ちょうちんタクシー」が登場する形で協力した。

Uberの展開状況

Uberは、ドライバーと乗客をオンデマンドでつなぐ配車プラットフォームを世界70カ国・1万都市以上で提供しており、約50言語に対応したアプリを通して世界中でシームレスな移動体験を提供している。

日本では、Uber Japan株式会社が国内800社以上のタクシー会社と提携し、39都道府県でタクシーの配車が可能な「Uber Taxi」を提供。札幌市・東京23区・成田市・京都市・大阪市・福岡市ではプレミアムなハイヤー車両や最大5名乗りのワゴンを配車できる「Uberプレミアム」サービスも展開している。

また京都府京丹後市、長野県志賀高原エリア(不測の事態における対応)、大分県別府市において自治体とのパートナーシップによる自家用有償旅客運送(公共ライドシェア)を、2024年4月からはタクシー会社とのパートナーシップによる自家用車活用事業(日本版ライドシェア)のサービス提供をサポートしている。

今回の連携により、国内外の利用者にとって東京での個人タクシーがより「見つけやすく・呼びやすく・乗りやすく」なり、移動体験がさらに便利で快適になることが期待される。

 
 
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