株式会社JTBパブリッシングは11月28日、月刊誌『ノジュール』読者を対象に実施した「海外ひとり旅」に関するWEBアンケート調査結果を発表した。同社が50歳以上をメインターゲットとする『ノジュール』12月号の特集「初めての海外ひとり旅 台湾」に合わせて行ったもので、846名から回答を得た。
半数近くが防犯対策に気を配る
調査によると、50歳以上の旅好き読者のうち37.3%が海外ひとり旅の経験者だった。「何度もしている」が17.6%、「過去にしたことがある」が19.7%。また「したことはないが興味はある」という潜在層も42.2%に上り、高い関心が示された。
経験者316名に予算を尋ねたところ、「30~50万円」が28.5%で最多。続いて「10~20万円」が26.3%、「20~30万円」が25.9%だった。50万円以上かける人も14.6%いる。
海外ひとり旅で最も困ったことについては、「荷物の管理」が42.7%でトップ。「言葉が通じない」が22.5%で続いた。一方、最もよかったことは「自分ですべてを判断できるので行きたいところへ行ける」が41.8%で1位となり、「好きに時間を使える」が36.4%で続いた。
経験者が最も気を付けていることは「防犯対策」で48.4%。次いで「体調管理」が25.3%だった。
未経験者は言葉の壁に不安
興味はあるが未経験の357名に不安点を尋ねたところ、「コミュニケーションツールの用意」が47.6%でトップ。経験者で同項目を気にする人はわずか3.8%と大きな開きがあった。
JTBパブリッシングによると、『ノジュール』は2006年6月の創刊以来、50歳以上の旅と暮らしを豊かにする情報を発信。12月号では「名城と名湯を訪ねて」を大特集とし、第2特集「初めての海外ひとり旅 台湾」も掲載している。
調査は2025年11月14日~19日にWEBアンケートで実施。回答者の71.4%が女性、28.6%が男性で、年齢層は60~64歳が27.5%と最多だった。





